「攻め時」と「守り時」の簡単判断テクニック!

著者:大内崇
投稿:2014/10/15 16:19

「休むも相場」がやってきた?!

こんにちは!システムトレーダーをやっている大内です。
しばらく前まで銘柄予想をやっていましたが、趣を変えてトレードコラムにチャレンジしてみたいと思います。(^^)

さて、この記事を書いている10/15の日経平均は15,000円ライン前後。
直近高値(2014/9/25)は16,374円でしたので約半月で約1300円、約-8%の大幅下落となっています。

チャートをみると25日移動平均線どころか200日移動平均線も下回っているいかにもな「下げ相場」になってます。

ここらで底打ちと思いたいですが、2013/12/30の16,291円から2014/2/4の14,008円という2,000円級の下落相場が年初にありましたし、まったく安心は出来ないなというのが正直な感想です。

勘ではない論理的な相場判定方法はこれだ!

ブレイクアウト戦略の資産グラフ
こんなときは「休むも相場」といってトレード自体をお休みしたほうが1年を通してみると安定した成績になります。

とはいえ大損失が発生してから休むのでは手遅れ、なにかトレードをお休みするための簡単な指標が欲しい…
そんな方はぜひ「日経平均が25日移動平均線を割ったらお休み!」というルールを決めて運用してみてください。

例えばこちらのチャート画像。以下のルールで2000年から取引した場合の資産の変化を表したグラフです。
・「全銘柄を対象に75日高値を更新した銘柄を翌日寄り付きで買い、その翌日の寄り付きで売る」
シンプルなブレイクアウト戦略・・・なんですが、道半ばで破産してます。(^_^;)

資産グラフの向きが上向きに!

「25日移動平均線を割ったらお休み!」
そして次の画像は「日経平均が25日移動平均線を割ったらお休み!」を加えた場合の資産の変化を表したグラフです。
見事に破産しなくなり、資産は上昇しています。お見事!

成績が伸び悩んでいるという方は、まずはシンプルかつ強力な日経平均の25日移動平均線を使って、相場を2分割したトレードのON/OFFを使ってみると成績がぐっと向上すると思います。

とはいえトレードを休んでいる間も、次の上昇相場に備えて研究だけは怠らないようにしてくださいね!
大内崇
有限会社ツクヨミ エンジニア兼セミナー講師
配信元: 達人の予想