<私の相場観>=水戸証券・投資情報部長 須田 恭通氏

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/09/30 11:52
 今後は、企業業績の好調と株価の上昇が連動することが予想され、年内はジリ高歩調の強調展開となりそうだ。来年10月からの消費税率10%への引き上げを実現するためにも、株価上昇は一つの条件となる。それに向けて、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の株式運用比率引き上げ、景気対策、日銀による追加的金融緩和などによる支援も想定される。10月半ば以降に本格化する9月中間期決算に関連して、サプライズ決算となるような銘柄に注目したい。

 個別銘柄では、コンクリート二次製品大手の日本コンクリート工業<5269.T>に注目。建設関連の人手不足に伴いコンクリート二次製品の需要が拡大しているうえに、中期的にはリニア中央新幹線のトンネル部材などの需要も見込める。リゾートトラスト<4681.T>は、会員制リゾートホテルでトップを占め、健康診断などの医療サービスを行う会員制健康倶楽部事業が好調な伸びをみせている。射出成形機最大手の日精樹脂工業<6293.T>は、ウエアラブル端末「アップルウォッチ」の筐体を担当する可能性が浮上している。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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