買い難い相場は高い!ドル/円の次なる目標ラインは?
日本時間18日未明、米FRBはFOMCの声明において「量的緩和の縮小継続」と「次回会合(10月)で証券追加購入停止」、すなわちQEの終了を明らかにしました。
これ自体は予想の範疇ですが、市場の耳目が集まっていた「長期にわたって(considerable time)」という文言の修正がなかったことは、ある意味試合巧者として大いに評価していいような気がします。
イエレンFRB議長の「機械的な解釈は存在しない」との発言は、今後もいかなる市場の圧力や催促に与しないという“議長宣言”とも取れ、今後の利上げは既定路線である中、時期を前倒しして実施する必然性や正当性について改めて毅然とした態度を示したと言えます。
市場は、(FOMC声明の)言語の詳細部分を取り上げてというよりは、全体的な金融政策の道筋・ロードマップが明らかになったことを好感して、ドル/円相場も6年ぶりの高値を示現する勢いに。
次なる目標ラインは前回のコラムにも記載した通り、2008年8月に付けた110.66円。月足・ボリンジャーバンドの+2σ(≒108.26円。期間:21)を上抜けしているというのは目先やや気がかりですが、トレンド転換を示すパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)が今年3月以来の“買い転換”シフトとなっている状況。
「新値には黙ってつけ」や「買い難い相場は高い」といった先人の教えに、ここは素直に従うべきと考えますが、いかがでしょう?
これ自体は予想の範疇ですが、市場の耳目が集まっていた「長期にわたって(considerable time)」という文言の修正がなかったことは、ある意味試合巧者として大いに評価していいような気がします。
イエレンFRB議長の「機械的な解釈は存在しない」との発言は、今後もいかなる市場の圧力や催促に与しないという“議長宣言”とも取れ、今後の利上げは既定路線である中、時期を前倒しして実施する必然性や正当性について改めて毅然とした態度を示したと言えます。
市場は、(FOMC声明の)言語の詳細部分を取り上げてというよりは、全体的な金融政策の道筋・ロードマップが明らかになったことを好感して、ドル/円相場も6年ぶりの高値を示現する勢いに。
次なる目標ラインは前回のコラムにも記載した通り、2008年8月に付けた110.66円。月足・ボリンジャーバンドの+2σ(≒108.26円。期間:21)を上抜けしているというのは目先やや気がかりですが、トレンド転換を示すパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)が今年3月以来の“買い転換”シフトとなっている状況。
「新値には黙ってつけ」や「買い難い相場は高い」といった先人の教えに、ここは素直に従うべきと考えますが、いかがでしょう?