日ピストンが反発、高値ツラ合わせで再注目

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/08/15 13:13
 日本ピストンリング<6461.T>が反発、材料株素地を前面に押し出し上値指向を続けている。7月下旬に急動意したが、「230円から250円のゾーンはシコリ玉が意識される因縁場」(市場関係者)だったこともあり、その後は買いが手控えられ、いったん戻り売りに押される展開となっていた。値運びが軽くなったのは、十字足を示現して25日移動平均線と接触した8月8日以降。
 売買高が大きく膨らまないなかで7月23日に上ヒゲでつけた年初来高値239円にツラ合わせしており、「売り圧力が枯れていることを示唆」(同)という見方も強まってきた。15年3月期は営業利益段階で前期比36.4%増の24億円と急回復見通し。PERやPBRなど指標面からも割安感が強い。さらに、ロボット関連の切り口で投機資金を引き寄せるテーマ性も内包している。安倍政権が6月に閣議決定した新成長戦略では、ロボット市場を製造分野で現在の2倍規模に拡大させることを目標に掲げているが、同社が手掛けるリンク機構のクランクモーションを利用した継手はロボット分野でも応用が利くことから、新たな商機をつかむとの思惑が買い人気の底流にあるようだ。

日ピストンの株価は13時6分現在238円(△9円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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