日バイリーンが反落、第三者割当発表で一株利益の希薄化を懸念

　日本バイリーン<3514.T>が３日ぶりに反落。７日の取引終了後に、第三者割当増資により、１７億２８００万円を調達すると発表しており、新株発行による一株利益の希薄化を嫌気した売りが出ているようだ。新たに発行する株式は３００万株で、２００万株を東レ<3402.T>、１００万株を独Ｆｒｅｕｄｅｎｇｅｒｇ社に１株５７６円で割り当てるという。調達資金は、滋賀工場における工場再構築計画のための設備再配置・改造費用や滋賀工場における自動車用天井表皮材生産設備の増設、忍足研究の既存工場の統合と新たな工場用地取得と工場建設などに充てるとしている。

日バイリーンの株価は１２時３５分現在５６０円（▼３０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）