<動意株・29日>(大引け)=エキサイト、日新製鋼、指月電など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/07/29 15:38
 エキサイト<3754.T>=後場一段高。前引け後にインターネット通話サービス「スカイプ」を利用して英会話のレッスンが受けられる「エキサイトスカイプ英会話に、4歳から14歳の子どもを対象とした新コース「エキサイトスカイプ英会話forキッズ」を開始したと発表しており、これを好感した買いが入っている。「エキサイトスカイプ英会話forキッズ」では、講師採用に厳しい基準を設け、採用後も数週間にわたり研修を行い、マンツーマンで「きちんと話せるようになる」ことを目指すというもの。

 日新製鋼<5413.T>=続伸。7月3日の年初来高値1395円を更新。1400円台復帰は13年11月以来約9カ月ぶり。自動車生産の回復や首都圏インフラ再整備、国土強靭化など公共投資関連の後押しで鋼材需要は高水準。同社は世界で始めて工業生産化に成功した高耐食溶融メッキ鋼板「ZAM」を戦略商品に位置付け、積極的な需要取り込みを図っている。

 指月電機製作所<6994.T>=後場に入りプラスに浮上。午後1時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高55億9000万円(前年同期比20.1%増)、営業利益5億7700万円(同81.7%増)、純利益3億8100万円(同3.3%減)と大幅営業増益となったことを好感した買いが入っている。電鉄車両や電気自動車(EV)・ハイブリッド自動車(HV)用コンデンサーや空調機器分野が伸長したほか、省エネ・電力品質改善機器が好調に推移し売上高・営業利益を押し上げた。

 北越工業<6364.T>=3連騰。28日に発表した15年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高79億8300万円(前年同期比18.6%増)、営業利益8億8100万円(同94.2%増)と大幅増収で利益が急増した。公共事業増加を背景にエンジンコンプレッサーや高所作業車への引き合いが強まり、産業機械も省エネタイプの工場設備用モーターコンプレッサーが拡大、売り上げが大きく増え、収益力も高まった。

 カルナバイオサイエンス<4572.T>=ストップ高。同社はきょう、TNIKキナーゼ阻害薬に関して国内で特許査定通知を受けたと発表。これが材料視されているようだ。 査定通知の受領は、1月10日付で公表したヨーロッパ特許庁、1月22日付で公表した中国特許庁に続くもの。国内でも特許査定を受けたことで、この特許の権利が幅広い地域で確保されることになる。

 太洋工業<6663.T>=急反発。同社は28日に、14年12月期通期の業績予想修正を発表。売上高を従来の48億3300万円から41億9300万円(前期比8.9%増)に引き下げた半面、経常損益は5000万円の黒字から1億2500万円の黒字(前期実績は9100万円の赤字)と従来予想比2.5倍に引き上げた。電子基板の量産受注などによる新規顧客獲得が想定どおり進捗していない状況から売上高を引き下げたが、経常損益および最終損益については保険解約に伴う営業外収益を想定していることを背景に従来予想から引き上げた。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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