【買い】 鈴木金属工業(東2・5657)業界再編への機運が高まるか

著者:小野山功
投稿:2014/07/24 08:59

中小型株堅調!建設、鉄鋼株…次はどこ!?

■注目銘柄

鈴木金属工業(東2・5657)

株価水準が低位の中小型株物色が堅調です。沖電線〈5815〉など電線株が人気化したかと思うと、次は建設、鉄鋼株…と個人投資家の物色意欲は旺盛のようです。

次は橋梁?それとも道路か?移り気な相場ですので、予想をピタッと的中させるのは一筋縄ではいきませんが、「新日鐵相場」なんていう物色があっても良いように思います。

言わずと知れた国内首位の鉄鋼メーカー新日鐵住金〈5401〉は、多くの上場株式を保有する業界の親分的な存在です。

新日鐵が株式を保有する上場企業(間接保有を含む)は87社あり、保有比率が20%を超える企業も21社に上ります。

中には新日鉄住金ソリューションズ〈2327〉のように、社名を見ると一目瞭然の会社もありますが、一見してもわからない会社も存在します。

鈴木金属工業は、独立系と思いきや新日鐵の保有比率が「66.59%」と、87社中、新日鉄住金ソリューションズに次ぐ高さです。

22日、連結子会社の「鉄道関連事業を統合する」と発表しましたが、上場する関連会社についても数の多さから、再編機運が高まることが予想されます。

旬な東証2部上場銘柄です。電炉大手、東京製鐵<5423>の上方修正もあり、来週の決算発表への期待も集めそうですね。

小野山 功
小野山功
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想

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