芦森工が続急伸、自然災害関連として投機資金流入観測

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/07/14 09:36
 芦森工業<3526.T>が寄り付き早々大口の買い資金流入が観測、続急伸となっており、にわかに市場関係者の注目度が増している。同社株は一連の特定資金の仕掛け的な買いがウワサされる中で前週末に50円ストップ高で230円まで上値を伸ばし年初来高値を更新。買いの背景にあるのは、「台風などの自然災害への対策関連としての切り口」(国内投資顧問)といわれている。袋詰め脱水処理工法用の袋体や泥土・泥水の脱水減容化に用いる再使用可能な袋体、自然地盤の集水・排水に用いるフレキシブルな保形ホース、地山補強アンカーに用いる異径ジャケットなどジオの製品を手がけており、これからの台風の季節に折に触れて存在感を高めそうだ。一方、株式需給面での思惑も底流している。ニッケ<3201.T>が1444万株、23.8%の同社株式を保有しており、「株主総会後のニッケとの事業連携による期待感が株高の背景となっている」(同)という指摘。三菱化工機<6331.T>沖電線<5815.T>と同系の物色資金が同社株に向いているという見方が強まっているようだ。

芦森工の株価は9時36分現在390円(△73円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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