東特線など電線株が軒並み急騰、台風接近で新たな材料株物色の流れ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/07/08 13:14
 東京特殊電線<5807.T>タツタ電線<5809.T>沖電線<5815.T>など電線株がストップ高を交え軒並み急騰を演じている。6月下旬、2020年の東京五輪も視野に都市の景観や防災機能を改善させる狙いで政府・自民党による電柱の新設禁止検討が伝わり、電線地中化促進の期待から電線株をはじめ関連銘柄の一角が活況を呈したが、その流れが蒸し返されている。その思惑を助長したのが大型台風の接近だ。非常に勢力の強い台風8号の接近に伴い、7日、沖縄本島地方と宮古島地方に暴風・波浪の特別警報が発令された。昨年8月末に始まった特別警報を台風の基準で出すのはこれが初ということもあり、このアナウンス効果は東京株式市場にもインパクトをもたらせている。「日本列島接近が電線破損への懸念を連想させ、関連銘柄として値動きの軽い電線株に投機資金が集結するかたちとなった」(準大手証券調査部)という。全般は主力株の上値が重い一方、中小型の個別株物色の流れが強まっているが、先駆した材料株については買い疲れ感も垣間見え、「手詰まりムードが出ていたところに格好の物色テーマが浮上、買いが買いを呼ぶ展開となった」(同)と指摘されていた。

東特線の株価は12時59分現在208円(△50円)
タツタ線の株価は12時59分現在625円(△43円)
沖電線の株価は12時59分現在240円(△49円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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