保合い放れ待ち
ドル円は、FOMC・イエレン議長会見共に大きなサプライズとならず、90日移動平均線~200日移動平均線に挟まれた狭いレンジ相場継続となっている。ボラティリティ低下が継続しており、トレンドの勢いを表わすADXも低水準だ。
米弱腰外交からイラク問題を始めとする地政学リスクの火種は拡散していく流れの中、目先のスケジュールは、月末・期末が重なる6月30日に期限を迎えるアルゼンチンのデフォルト懸念、そして7月4日の米独立記念日に伴う連休前には米雇用統計(7/3)が控えている。マーケット全般に、ポジション調整が進みやすく商いが薄い中、値段が飛ぶリスクに注意したい。
6月末にかけては、一目均衡表の雲と200日移動平均線がほぼ同水準になる時間帯となり、テクニカル的な意味合いも強くなるが、同水準での下値支持感が強くなる一方、明確に同水準を割り込んだ場合は、投げが加速しやすく、心理的節目100円が意識される可能性もあろう。
反対に、ドル高が加速するためには、90日移動平均線の上方に位置する一目均衡表の雲を上抜け、103円台を回復してこないとこれまでのボックス相場を大きく抜ける事にはならないだろう。
保合いは長ければ長いほど、放れた際の値動きは大きくなる傾向がある。まずは、独立記念日に向けての200日移動平均線(6/26現在:101.68円前後)の攻防が焦点だ。ここで大きく動意付かないようだと、地政学リスクの急速な高まりや、金融市場のパニック的な動きがなければ、8月のジャクソンホールくらいまでレンジ相場が継続する可能性も想定しておきたい。
米弱腰外交からイラク問題を始めとする地政学リスクの火種は拡散していく流れの中、目先のスケジュールは、月末・期末が重なる6月30日に期限を迎えるアルゼンチンのデフォルト懸念、そして7月4日の米独立記念日に伴う連休前には米雇用統計(7/3)が控えている。マーケット全般に、ポジション調整が進みやすく商いが薄い中、値段が飛ぶリスクに注意したい。
6月末にかけては、一目均衡表の雲と200日移動平均線がほぼ同水準になる時間帯となり、テクニカル的な意味合いも強くなるが、同水準での下値支持感が強くなる一方、明確に同水準を割り込んだ場合は、投げが加速しやすく、心理的節目100円が意識される可能性もあろう。
反対に、ドル高が加速するためには、90日移動平均線の上方に位置する一目均衡表の雲を上抜け、103円台を回復してこないとこれまでのボックス相場を大きく抜ける事にはならないだろう。
保合いは長ければ長いほど、放れた際の値動きは大きくなる傾向がある。まずは、独立記念日に向けての200日移動平均線(6/26現在:101.68円前後)の攻防が焦点だ。ここで大きく動意付かないようだと、地政学リスクの急速な高まりや、金融市場のパニック的な動きがなければ、8月のジャクソンホールくらいまでレンジ相場が継続する可能性も想定しておきたい。