一工薬が急反騰、「イオン液体リチウム二次電池」の宇宙実証実験開始を材料視

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/24 09:53
 第一工業製薬<4461.T>が急反騰。関西大学が23日、同大化学生命工学部の石川正司教授と山縣雅紀准教授が、第一工業製薬およびエレクセル(京都府相楽郡精華町)と共同で開発した「イオン液体リチウム二次電池」を人工衛星に搭載し世界で初めて地球周回軌道での実験を行うことになったと発表しており、これを好感した買いが入っている。揮発性溶媒を⼀切含まず、イオン液体だけを電解質とする「イオン液体リチウム⼆次電池」は、従来の可燃性・揮発性の電解液を用いた蓄電池に必要だった堅牢で遮蔽物の併用を必須としないため、小型化できるのが特徴。この実験が成功すれば、人工衛星のみならず宇宙空間における電源供給システムに大きな前進をもたらすことが期待されている。

一工薬の株価は9時53分現在419円(△58円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
3,830.0
(12/30)
-30.0
(-0.77%)