<動意株20日>(大引け)=サンケン、住友鉱、ケー・エフ・シーなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/20 15:45
 サンケン電気<6707.T>=急伸で新高値。信用倍率1.02倍と売り買い拮抗、需給妙味が指摘されるなか、ロボット関連株で回転を利かせた特定資金の流入思惑が浮上しているもよう。電源分野では国内トップ、LED照明関連が好調で収益を牽引しているほか、電装化の進む自動車向けに電子部品が伸びている。また通信基地局向けのパワーシステムに引き合いが旺盛。

 住友金属鉱山<5713.T>=6日続伸。19日のニューヨーク市場で金先物は大幅続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で8月物は前日比41.4ドル高の1トロイオンス1314.1ドルに上昇した。一時は1320ドルと約2カ月ぶりの水準に買われている。イラク情勢の緊迫化が金価格の上昇につながっている。このなか、鹿児島県に菱刈鉱山などを有する産金株である同社株に見直し買いが流入している。

 ケー・エフ・シー<3420.T>=後場大幅高。前引け後に自社株買いを発表しており、これを好感した買いが入っている。20万株(発行済み株式数の2.71%)、2億円を上限としており、取得期間は6月23日から次回の定時株主総会開催日の前日までとしている。

 ケネディクス<4321.T>=大幅反発。19日、子会社が保有するガソリンスタンド計19件を売却すると発表した。同社は13年2月に策定した中期経営計画で資産の組み換えを進めることを打ち出しており、着実に実行されていることが評価されているようだ。なお、今回の売却により譲渡益が約6億7200万円発生すると見込まれているが、会社側では14年12月期連結業績予想の変更はないとしている。

 大京<8840.T>=急動意。低金利環境が定着するなかで、不動産市況の回復がフォローウインドとなっている。採算を重視した用地仕入れの徹底により販売戸数は減少しているものの、マンション粗利率の改善が進んでいる状況だ。前期に買収した穴吹工務店は、大京が弱かった西日本に強みを持っており補完効果をもたらせていることもポイント。

 エイティング<3785.T>=ストップ高。同社は16日付で激突青春アクションRPG「激突!ブレイク学園」をiOSとアンドロイド向けで今夏に配信すると発表し急動意。きのうは上げ一服となったが、きょうは寄り付きから買いが殺到、勢いが加速している。ゲームソフト受託開発を手掛ける同社としては、初のオリジナルネイティブゲームアプリとなることから、これに対する期待が高まっている。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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