<動意株13日>(大引け)=明和産、日新鋼、ビリングシスなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/13 15:14
 明和産業<8103.T>=5日続伸。三菱系で化学品、樹脂を主体とする中堅商社だが、レアアース需要は停滞が続いているものの、潤滑油が国内外で好調。12年春に仕手筋介入思惑から888円の高値に買われた経緯がある。元来の材料株だけではなく、指標面からPER10倍台、PBR1倍割れの時価は割安感があり、個人投資家の追随買いを誘っているもよう。

 日新製鋼<5413.T>=大幅高。今年1月6日の大発会につけた1267円が年初来高値となっているが、そこを払拭し新値圏突入を意識する展開にある。自動車生産回復を受けた鋼材需要が堅調、公共投資拡大や好調なマンション建築需要を背景とした国内建材向けの需要も追い風。同社が世界で始めて工業生産化に成功した高耐食溶融メッキ鋼板で、戦略製品に位置付けている「ZAM」への引き合いが旺盛、これが株価を後押ししている。

 ビリングシステム<3623.T>=ストップ高。資本・業務提携先の香港のエムペイミー社が13日付で、英国で大企業向けECサイトの構築などを手掛けるパワ・テクノロジー・グループ(ロンドン)を存続会社として合併することになったと発表したことを材料視。これにより、ビリングシスは両社が持つECビジネスやPOSなどの店頭決済機器、スマートフォン決済・マーケティングなどのノウハウや技術を活用し、より競争力のある商品やサービスを提供することが可能となり、業績への寄与も期待されている。

 丸栄<8245.T>=反発。全体軟調相場のなか、材料株素地を前面に押し出し切り返し急。名古屋の老舗百貨店だが、昨年、特定資金の買いが噂されるなか5月下旬から7月中旬にかけて大相場を形成している。前日は利益確定売りに押されたものの、デイトレーダー中心の売買が商いの主軸でシコリ玉の乏しさが戻り足を軽くしている。

 カルナバイオサイエンス<4572.T>=3日連続のストップ高。同社株は11日の取引時間中に、SBIホールディングス<8473.T>のグループ会社SBIバイオテックと共同研究開発を行っているCDC7/ASKキナーゼ阻害薬の特許が米国で成立したと発表したのをきっかけに人気化。きのうは買い気配を切り上げ、ストップ高となる725円まで値がつかなかった。

 アイル<3854.T>=急伸。同社はきょう、複数ネットショップ一元管理ASPサービス「CROSS MALL(クロスモール)」が、エコ配(東京都港区)が提供する格安宅配便「エコ配」の送り状発行ソフト「エコプラス」に対応したと発表。これを機に「CROSS MALL」の利用拡大などが期待されているようだ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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