<動意株12日>(大引け)=加藤製、タカキュー、IBJなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/12 15:13
 加藤製作所<6390.T>=9連騰で年初来高値を更新。時価は昨年10月下旬につけた702円も上抜き、07年10月以来の高値水準に到達している。同社が強みとする大型建設クレーンは、引き続き好環境を享受。復興需要や公共投資拡大の政策恩恵を背景に受注を伸ばし、さらに首都圏では「豊洲中央卸売新市場」や世界貿易センタービル一帯を開発する「浜松町西地区再開発事業」、東横線渋谷駅周辺の駅街区開発計画など目白押しとなっている都市再開発案件が活躍の場を与えている。

 タカキュー<8166.T>=大幅続伸。特に目新しい材料は観測されていないものの、全般相場が軟調に推移し、手詰まり感も感じられる中、既存店売上高が5月で前年同月比3.8%増と3カ月連続で前年実績を上回るなど足もと順調に推移していることが改めて注目されているもよう。株価はPBR0.7倍台と割安感も強く、割安是正を期待する買いも入っているようだ。

 IBJ<6071.T>=急伸。日本最大級の婚活サイト「ブライダルネット」の運営を中心に、婚活イベントの開催、全国の結婚相談所へのネットワークシステムや運営ノウハウの提供を行う。政府が成長戦略のなかで少子化対策を重点施策に据えるとの見方が強まっていることから、思惑先行で買い気が強まっている。

 山一電機<6941.T>=物色人気が集中し、ストップ高。材料株人気のなか急騰習性を発揮している。高採算の半導体検査用ソケットがフラッシュメモリー向けに高水準のほか、モバイル端末向け超薄型の高速伝送対応多層基板を開発するなど、その商品技術力の高さが人気素地につながっている。また、エレクトロニクス化が進展する自動車向けコネクター部品の開発に注力、中期成長期待も大きい。

 ドリームインキュベータ<4310.T>=続伸。この日の朝方、7月1日付けでもとソニー・ミュージック社長の丸山茂雄氏、作曲家の三枝成彰氏、作詞家の秋元康氏の3人を新たに特別顧問に招聘(しょうへい)すると発表しており、これを好感した買いが入っている。同社では現在、デジタルメディア映像やエンタテインメント分野への投資やビジネスプロデュースに注力しており、3人の特別顧問招聘でこれに拍車がかかるとの期待から買われているようだ。 

 プレシジョン・システム・サイエンス<7707.T>=ストップ高。同社はきょう、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「体液中マイクロRNA測定技術基盤開発」の委託先として採択されたと発表。これが材料視されているようだ。このプロジェクトは、次世代の有力な診断マーカーとされるマイクロRNAを対象とした診断法を確立し、医療産業の高度化や創薬基盤技術強化の実現を目指すもの。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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