<動意株29日>(前引け)=明星工、仁丹、グロバル社

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/05/29 12:10
 明星工業<1976.T>=続伸。LNG工事で国内首位級の実績を持つが、足もとは低調ながら、中期的にはLNG運搬船向けタンクの断熱工事の需要が寄与する見通しで業績成長に対する期待が大きい。一方、クリーンエネルギーへの需要が高まる中、バイオマス発電所中心にボイラー工事が伸びるほかメンテナンス工事が好調で収益に貢献している。「15年3月期連結営業利益は前期比3%増の38億円を会社側は見込むが保守的」(業界アナリスト)で2ケタ増益になる余地が指摘されている。

 森下仁丹<4524.T>=ストップ高。同社はこの日、午前11時にビフィズス菌と独自の腸溶性シームレスカプセル化技術を用いた経口ワクチンの技術が、日米で新たに特許を取得したことを発表、これを好感している。神戸大学大学院医学研究科感染症センターの白川利朗准教授と共同研究を行ってきたもの。耐酸性シームレスカプセルに包み腸まで届けることで胃酸の影響を受けやすいワクチンを効果的に機能させることが可能な技術であることから、さらなる研究進展への期待が高まりそうだ。

 THEグローバル社<3271.T>=続急伸。同社は首都圏中心にマンション開発を手掛けるが、業績は回復顕著で14年6月期営業利益は前期比44.7%増の23億7100万円を見込んでいる。株式需給面で出来高流動性に乏しい点が弱みとなっていたが、立会外分売でその解消に努める構えで、ここ数日は大口の売買が目立ち商い急増傾向にある。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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