日清紡ＨＤが急反発、今期はエレクトロニクスとブレーキの収益力強化で営業３７％増益見込む

　日清紡ホールディングス＜3105.T＞が急反発、前日比５７円高の９０８円まで上げ幅を広げた。きょう前場取引終了後に今１５年３月期の連結業績は、売上高５３００億円（前期比７．２％増）、営業利益１８０億円（同３６．６％増）と増収大幅増益になるとの見通しを示した。重点課題としているエレクトロニクスとブレーキ事業の収益力強化策により大幅増益になる。前期に多額の為替差益を計上したことから、経常利益は２２０億円（同０．８％減）と横ばいながら、純利益は１００億円（同１１．０％増）と２ケタ超の増益を予想した。
　なお、前１４年３月期は売上高４９４３億５０００万円（前の期比９．７％増）と増収ながら、前の期に大型不動産分譲があったことから、営業利益は１３１億７５００万円（同１．６％減）と減益に終わった。

日清紡ＨＤの株価は１３時７分現在９０５円（△５４円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）