<マーケットアイ> 攻勢!海外ファンド、バリュー株に着実な買い(2)

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/05/02 08:39
 いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「世界的に過剰流動性が高まるなか、海外ファンドは日本株を組み込まざるを得ないだろう。実際、日本の個別銘柄には割安株は少なくない」と指摘する。

 例えば、米運用大手であるブランデス・インベストメントパートナーズは、日比谷総合設備<1982.T>タチエス<7239.T>大塚家具<8186.T>といった銘柄の大株主となり保有株を買い増している。いずれも、株価は連結PBRで1倍を割り込む水準にあるバリュー株だ。

 同じく米国のキャピタル・グループは良品計画<7453.T>の株式を買い増し9.1%の大株主となっているほか、丸紅<8002.T>の5.15%の株式を保有する大株主として登場したことが明らかになった。

 バリュー株投資で評価の高い米ハリス・アソシエイツは、大和証券グループ本社<8601.T>の株式を着実に買い増し、現在11%強の株式を保有している。

 公募ファンド系では、JPモルガンアセットが先月に不動テトラ<1813.T>の9.7%の大株主として登場し注目を集めているほか、フィデリティ投信は、あさひ<3333.T>物語コーポレーション<3097.T>などの大株主となっている。昨年からキャピタルによる売りが続いていたニコン<7731.T>には、新たに米系のコーズウェイキャピタルマネジメントが大株主となるなど、急落銘柄の下値を拾う動きもあり、海外ファンドの動向は一段と関心を集めている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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