来週は材料多いものの揉み合い継続か?・・・

著者:柳澤浩
投稿:2014/04/25 15:52

日銀決定会合は無風通過へ・・・・・

 本日発表された、4月の東京コアCPIは、前年比2.7%上昇となりました。3月の上昇率は1.0%で、消費税増税の影響を総務省は1.7%としていましたから、4月の上昇率は教科書通りのものと考える事が出来ます。

 この数字が、どちらかにぶれていたら、今後の日銀さんの対応を巡る思惑に影響し、ドル円の動意につながっていたかもしれませんが、残念ながら、そうはなりませんでした。

 もし、数字が上ブレていれば、追加緩和観測後退と見て、ドルを売る動きが多少強まると見られていました。逆に、下ブレていれば、追加緩和への期待がやや強まる事により、来週の日銀金融政策決定会合を前に多少はドル円上昇の期待が持てました。

 これにより、来週、市場の注目は、米雇用統計に集中してしまうものと思われ、それまでは揉み合い継続となる可能性が高まりました。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想