日本電産は前期純利益過去最高で今期も２ケタ超の増益見込む

　日本電産＜6594.T＞が２２日取引終了後に発表した前１４年３月期の連結決算（米国基準）は、売上高８７５１億９００万円（前の期比２３．４％増）、営業利益８５０億６８００万円（同４．８倍）、純利益５６４億４００万円（同７．１倍）と大幅増収増益を達成。
　売上高は過去最高を更新し、構造改革と増収効果により、営業利益は４四半期連続で期初予想を上回った。さらに、重点事業の車載、家電、商業、産業分野の拡大が利益水準を押し上げ、税引前純利益と純利益は過去最高になった。
　今１５年３月期は売上高９５００億円（前期比８．６％増）、営業利益１０００億円（同１７．６％増）、純利益６５０億円（同１５．２％増）と増収２ケタ超の増益を予想。新中期戦略に沿ったビジネスポートフォリオの転換と拡大を進めることで、さらに収益力を強化していく。
　あわせてグループの日本電産リード＜6833.T＞と日本電産コパル電子＜6883.T＞を株式交換により完全子会社化すると発表した。

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）