マツヤの前２月期は営業黒字浮上も減損処理で最終赤字拡大

　マツヤ＜7452.T＞が１８日取引終了後に発表した前１４年２月期の連結決算は売上高３６８億９６００万円（前の期比３．４％減）と減収ながら、営業利益１億３７００万円（前の期２億１３００万円の赤字）と黒字転換。ただ、純損益は２２億９７００万円の赤字（前の期２億１８００万円の赤字）と赤字幅が拡大した。生産性の改善やコスト削減を進めたことで営業損益は改善したが、減損処理に伴う特別損失を計上したことにより最終損益が悪化した。２連続の経常損失、３連続の純損失を計上したことから、継続企業の前提について重要な疑義が存在することを注記することになった。
　今１５年２月期は売上高３１７億円（前期比１４．１％減）、営業利益１億９９００万円（同４５．１％増）、純利益３３００万円（前期２２億９７００万円の赤字）を予想した。中期計画に沿った事業構造改革を進めることで、減収ながら収益改善を見込む。

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）