【通貨別まとめと見通し】ポンド円 地政学リスクを警戒したレンジ推移
【通貨別まとめと見通し】ポンド円 地政学リスクを警戒したレンジ推移
先週から昨日までのまとめ
ポンド円は、日銀の政策修正への思惑に伴う強い円買いを主因として、週前半に大きく値を下げた後、週後半にかけて持ち直すというボラティリティの激しい展開となった。
値動きの推移:
週初(3/2)は209円台からスタートし、一時210.46円付近まで上昇。しかし、3月3日以降は下落に転じ、3月4日から5日にかけて急落。週次安値となる 209.12円 を記録した。
週末(3/9)にかけては、過度な円買いの修正やポンドの買い戻しが入り、週次高値となる 211.94円 まで急反発して引けた。
テクニカル分析
第1レジスタンス: 212.00 - 212.18円(直近の高値付近。上値が重い)
第2レジスタンス: 213.00円(心理的節目)
第1サポート: 211.20円(戻り局面の押し安値)
第2サポート: 209.12円(先週安値。ここを割ると下落トレンド再開)
RSI (14) 最新値は 約33.1。週次高値からの調整により、現在は売られすぎに近い水準まで低下している。買い戻しが入りやすい領域ではあるが、勢いはまだ弱い。
MACD MACDラインはシグナルラインを下回っており、デッドクロス状態が継続。ただし、MACD値自体はプラス圏での推移を維持しようとしており、トレンドの分岐点に位置している。
トレンド:週後半の急反発により、短期的な 「上昇バイアスがかかった調整局面」 にある。ただし、先週の安値を切り下げた経緯もあり、212円台を明確に超えられるかが強気転換の鍵となる。
今週のポイント:
イラン情勢と中東リスクの影響
今週のポンド円に影響を与える地政学・経済要因は以下の通りである。
イラン情勢と「リスク・オフ」:
中東における緊張、特にイランの動向が激化した場合、市場はリスク回避の姿勢を強める。伝統的な安全資産とされる円が買われやすく、ポンド円には急落(円高)の圧力がかかる。
原油価格とポンドへの波及:
イラン情勢の悪化は原油価格の上昇を招く。英国はエネルギー価格の上昇に対して脆弱な側面があり、インフレ再燃の懸念からBoEがタカ派姿勢を維持する可能性がある。これは理論上ポンド買い要因だが、リスク回避の円買い圧力がそれを上回ることが多い。
日銀会合前の神経質な展開:
来週の日銀金融政策決定会合に向けた「リーク報道」や観測記事に非常に反応しやすい地合いが続く。
【メインシナリオ】地政学リスクを警戒したレンジ推移
想定レンジ: 210.50 - 212.50円
展開:イラン情勢の不透明感から、積極的なリスクオンは抑制される。
日銀の政策修正は概ね織り込まれているが、会合前の円買い戻し圧力が断続的に発生。ポンドの底堅さと相殺され、先週の高値・安値の範囲内(レンジ内)で方向感を探る展開を予想する。
【対抗シナリオ】情勢悪化による急落(円高・ポンド安)
想定レンジ:208.50 - 211.50円
中東での直接的な衝突や、日銀による「マイナス金利解除」の確定的報道が出た場合に発生する。
リスク回避と政策修正期待が重なり、210円の大台をあっさりと割り込む。先週安値の209.12円をブレイクした場合、208円台半ばまで一段安となるリスクを警戒すべきである。
今週の主な予定と結果
英国
03/10 09:01 BRC既存店売上高 (2月) 結果 0.7% 予想 2.1% 前回 2.3%
03/12 09:01 RICS住宅価格指数 (2月) 前回 -10.0%
03/13 16:00 月次GDP (1月) 予想 0.2% 前回 0.1% (前月比)
03/13 16:00 鉱工業生産指数 (1月) 予想 0.2% 前回 -0.9% (前月比)
03/13 16:00 鉱工業生産指数 (1月) 予想 0.6% 前回 0.5% (前年比)
03/13 16:00 製造業生産高 (1月) 予想 0.2% 前回 -0.5% (前月比)
03/13 16:00 製造業生産高 (1月) 予想 1.4% 前回 0.5% (前年比)
03/13 16:00 貿易収支 (1月) 予想 -221.5億ポンド 前回 -227.24億ポンド (商品貿易収支)
03/13 16:00 貿易収支 (1月) 予想 -38.7億ポンド 前回 -43.4億ポンド (貿易収支)
先週から昨日までのまとめ
ポンド円は、日銀の政策修正への思惑に伴う強い円買いを主因として、週前半に大きく値を下げた後、週後半にかけて持ち直すというボラティリティの激しい展開となった。
値動きの推移:
週初(3/2)は209円台からスタートし、一時210.46円付近まで上昇。しかし、3月3日以降は下落に転じ、3月4日から5日にかけて急落。週次安値となる 209.12円 を記録した。
週末(3/9)にかけては、過度な円買いの修正やポンドの買い戻しが入り、週次高値となる 211.94円 まで急反発して引けた。
テクニカル分析
第1レジスタンス: 212.00 - 212.18円(直近の高値付近。上値が重い)
第2レジスタンス: 213.00円(心理的節目)
第1サポート: 211.20円(戻り局面の押し安値)
第2サポート: 209.12円(先週安値。ここを割ると下落トレンド再開)
RSI (14) 最新値は 約33.1。週次高値からの調整により、現在は売られすぎに近い水準まで低下している。買い戻しが入りやすい領域ではあるが、勢いはまだ弱い。
MACD MACDラインはシグナルラインを下回っており、デッドクロス状態が継続。ただし、MACD値自体はプラス圏での推移を維持しようとしており、トレンドの分岐点に位置している。
トレンド:週後半の急反発により、短期的な 「上昇バイアスがかかった調整局面」 にある。ただし、先週の安値を切り下げた経緯もあり、212円台を明確に超えられるかが強気転換の鍵となる。
今週のポイント:
イラン情勢と中東リスクの影響
今週のポンド円に影響を与える地政学・経済要因は以下の通りである。
イラン情勢と「リスク・オフ」:
中東における緊張、特にイランの動向が激化した場合、市場はリスク回避の姿勢を強める。伝統的な安全資産とされる円が買われやすく、ポンド円には急落(円高)の圧力がかかる。
原油価格とポンドへの波及:
イラン情勢の悪化は原油価格の上昇を招く。英国はエネルギー価格の上昇に対して脆弱な側面があり、インフレ再燃の懸念からBoEがタカ派姿勢を維持する可能性がある。これは理論上ポンド買い要因だが、リスク回避の円買い圧力がそれを上回ることが多い。
日銀会合前の神経質な展開:
来週の日銀金融政策決定会合に向けた「リーク報道」や観測記事に非常に反応しやすい地合いが続く。
【メインシナリオ】地政学リスクを警戒したレンジ推移
想定レンジ: 210.50 - 212.50円
展開:イラン情勢の不透明感から、積極的なリスクオンは抑制される。
日銀の政策修正は概ね織り込まれているが、会合前の円買い戻し圧力が断続的に発生。ポンドの底堅さと相殺され、先週の高値・安値の範囲内(レンジ内)で方向感を探る展開を予想する。
【対抗シナリオ】情勢悪化による急落(円高・ポンド安)
想定レンジ:208.50 - 211.50円
中東での直接的な衝突や、日銀による「マイナス金利解除」の確定的報道が出た場合に発生する。
リスク回避と政策修正期待が重なり、210円の大台をあっさりと割り込む。先週安値の209.12円をブレイクした場合、208円台半ばまで一段安となるリスクを警戒すべきである。
今週の主な予定と結果
英国
03/10 09:01 BRC既存店売上高 (2月) 結果 0.7% 予想 2.1% 前回 2.3%
03/12 09:01 RICS住宅価格指数 (2月) 前回 -10.0%
03/13 16:00 月次GDP (1月) 予想 0.2% 前回 0.1% (前月比)
03/13 16:00 鉱工業生産指数 (1月) 予想 0.2% 前回 -0.9% (前月比)
03/13 16:00 鉱工業生産指数 (1月) 予想 0.6% 前回 0.5% (前年比)
03/13 16:00 製造業生産高 (1月) 予想 0.2% 前回 -0.5% (前月比)
03/13 16:00 製造業生産高 (1月) 予想 1.4% 前回 0.5% (前年比)
03/13 16:00 貿易収支 (1月) 予想 -221.5億ポンド 前回 -227.24億ポンド (商品貿易収支)
03/13 16:00 貿易収支 (1月) 予想 -38.7億ポンド 前回 -43.4億ポンド (貿易収支)
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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