ポンド買戻し 英財政、将来的なリスクも=NY為替
きょうのポンドドルは買戻しが優勢となっており、1.33ドル台後半まで一時上昇する場面も見られた。ただ、100日線の下での推移は続いている状況。一方、ポンド円は売りが優勢となっており、209円台半ばまで一時下落。21日線の下での推移となっている。
英国は現在、比較的落ち着いた財政状況の恩恵を受けているが、将来的なリスクも見え始めているとの指摘が出ている。前日はリーブス財務相が春の経済見通しを公表していたが、財政安定を強調し、予算責任局(OBR)は、政府が29ー30年度に日常支出を税収で賄うという財政ルールを236億ポンドの余裕を持って達成できる見通しだと示した。
しかし、今後の見通しには複数の不確実要因がある。イラン攻撃を背景にエネルギー価格高騰が長引けば、政府は家計や企業への支援を迫られる可能性があるほか、防衛費拡大への圧力も強まる見通し。防衛支出は27年までにGDP比2.6%に引き上げられる予定だが、35年までに3.5%へ引き上げる具体策は示されていない。さらに将来的に労働党の指導部が交代した場合、財政規律への重視が弱まる可能性も指摘している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
英国は現在、比較的落ち着いた財政状況の恩恵を受けているが、将来的なリスクも見え始めているとの指摘が出ている。前日はリーブス財務相が春の経済見通しを公表していたが、財政安定を強調し、予算責任局(OBR)は、政府が29ー30年度に日常支出を税収で賄うという財政ルールを236億ポンドの余裕を持って達成できる見通しだと示した。
しかし、今後の見通しには複数の不確実要因がある。イラン攻撃を背景にエネルギー価格高騰が長引けば、政府は家計や企業への支援を迫られる可能性があるほか、防衛費拡大への圧力も強まる見通し。防衛支出は27年までにGDP比2.6%に引き上げられる予定だが、35年までに3.5%へ引き上げる具体策は示されていない。さらに将来的に労働党の指導部が交代した場合、財政規律への重視が弱まる可能性も指摘している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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