インフキュリオン Research Memo(7):2026年3月期第3四半期は主要サービスの成長で大幅増収増益(2)
配信元:フィスコ
投稿:2026/02/20 11:07
*11:07JST インフキュリオン Research Memo(7):2026年3月期第3四半期は主要サービスの成長で大幅増収増益(2)
■インフキュリオン<438A>の業績動向
4. 財務状況と財務指標
2026年3月期第3四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比5,165百万円増加の10,398百万円となった。流動資産は同4,738百万円増加の8,740百万円であり、主には現金及び預金が上場に伴う資金調達等により3,761百万円、未収入金が「Winvoice」の決済額増加により464百万円、契約資産が売上拡大に伴い387百万円それぞれ増加した。固定資産は同426百万円増加の1,657百万円であり、主には投資その他の資産が301百万円増加した。
負債合計は前期末比2,052百万円増加の4,871百万円となった。流動負債は同2,067百万円増加の3,727百万円であり、主には「Winvoice」の取引増加に伴う借入実行により、短期借入金が1,757百万円増加した。固定負債は同16百万円減少の1,143百万円と前期末と同水準であった。純資産合計は同3,113百万円増加の5,526百万円となった。主には新規上場に伴う公募増資等により資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,352百万円増加した。
財務指標を見ると、自己資本比率は53.2%と成長投資を進めるなかではバランスの取れた水準にある。決済領域では取扱高の拡大に応じて運転資金が膨らみやすく、一定の負債活用は一般的であるが、同社は自己資本を5割超確保しており、財務基盤の安定性は維持されていると評価できる。
流動比率は234.5%と高水準であり、短期的な支払能力には十分な余力がある。同社は、「Winvoice」の成長に伴い一時的な資金の立替えに伴う未収入金が増加するバランスシートの構造であるが、短期借入金で調達することで、財務上の安定性を確保できている状況と言える。決済事業では資金の入出金タイミングのズレが生じやすいが、同社は流動性リスクを抑えた運営ができている。
NetDebt/EBITDAは−4.47倍と、借入はあるものの収益力から見て過度な水準ではなく、成長投資と財務健全性のバランスが取れている。特に「Winvoice」の取引拡大に伴う借入は、将来の収益拡大を前提とした運転資金性の色合いが強く、収益成長が続く限りでは許容範囲と考えられる。
以上を総合すると、同社の財務状況は、決済処理金額の拡大に伴い負債が増加する局面にありながらも、流動性、安全性、収益力のいずれも大きな懸念はなく、全体として健全性を保っている。成長フェーズにある決済プラットフォーム企業として、適度なレバレッジを活用しつつ、安定した財務基盤の下で事業拡大を進めている点は評価できる。今後は取扱高の伸長が収益やキャッシュ・フローの拡大につながるかが、財務指標のさらなる改善に向けた注目点となるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林 拓馬)
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4. 財務状況と財務指標
2026年3月期第3四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比5,165百万円増加の10,398百万円となった。流動資産は同4,738百万円増加の8,740百万円であり、主には現金及び預金が上場に伴う資金調達等により3,761百万円、未収入金が「Winvoice」の決済額増加により464百万円、契約資産が売上拡大に伴い387百万円それぞれ増加した。固定資産は同426百万円増加の1,657百万円であり、主には投資その他の資産が301百万円増加した。
負債合計は前期末比2,052百万円増加の4,871百万円となった。流動負債は同2,067百万円増加の3,727百万円であり、主には「Winvoice」の取引増加に伴う借入実行により、短期借入金が1,757百万円増加した。固定負債は同16百万円減少の1,143百万円と前期末と同水準であった。純資産合計は同3,113百万円増加の5,526百万円となった。主には新規上場に伴う公募増資等により資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,352百万円増加した。
財務指標を見ると、自己資本比率は53.2%と成長投資を進めるなかではバランスの取れた水準にある。決済領域では取扱高の拡大に応じて運転資金が膨らみやすく、一定の負債活用は一般的であるが、同社は自己資本を5割超確保しており、財務基盤の安定性は維持されていると評価できる。
流動比率は234.5%と高水準であり、短期的な支払能力には十分な余力がある。同社は、「Winvoice」の成長に伴い一時的な資金の立替えに伴う未収入金が増加するバランスシートの構造であるが、短期借入金で調達することで、財務上の安定性を確保できている状況と言える。決済事業では資金の入出金タイミングのズレが生じやすいが、同社は流動性リスクを抑えた運営ができている。
NetDebt/EBITDAは−4.47倍と、借入はあるものの収益力から見て過度な水準ではなく、成長投資と財務健全性のバランスが取れている。特に「Winvoice」の取引拡大に伴う借入は、将来の収益拡大を前提とした運転資金性の色合いが強く、収益成長が続く限りでは許容範囲と考えられる。
以上を総合すると、同社の財務状況は、決済処理金額の拡大に伴い負債が増加する局面にありながらも、流動性、安全性、収益力のいずれも大きな懸念はなく、全体として健全性を保っている。成長フェーズにある決済プラットフォーム企業として、適度なレバレッジを活用しつつ、安定した財務基盤の下で事業拡大を進めている点は評価できる。今後は取扱高の伸長が収益やキャッシュ・フローの拡大につながるかが、財務指標のさらなる改善に向けた注目点となるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林 拓馬)
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