ドル円は154円台前半 ラトニック長官、ドルは長年上昇方向に操作されてきた=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/02/11 01:49
 その後、ドル円は154円台前半と本日安値圏での推移が続いている。この日の米小売売上高を受けて、為替市場ではドル安が強まり、ドル円は154円台前半まで下げを加速。このところのドル円はボラティリティの激しい展開となっているが、他の通貨ペア以上にドル安の影響を受けている印象。

 この日発表の米小売売上高が予想外の横ばいとなり、年末にかけての個人消費の減速を示唆した。これを受けて後退していたFRBの追加利下げ期待が復活しており、短期金融市場では年内3回の可能性も織り込む動きが出ている。先週までは1回か2回の織り込みだった。

 衆院選での高市首相の圧勝にもかかわらず、円安が進まなかったことで、ロング勢のポジション調整も見られていた中、この日の小売売上高は見切り売りの背中を押したようだ。

 先ほどラトニック商務長官の発言が伝わり、「ドルは長年に渡り上昇方向に操作されてきた」と述べている。トランプ政権も表向きはドル高を支持する姿勢を表明しつつも、本音では米製造業に有利になることもあり、ドル安を求めるいる節も垣間見られている。

 世界的な脱ドル化の動きも根底に流れている。前日は中国当局が金融機関に対し米国債とドルの保有を縮小するよう要請しているとの報道も流れていた。

USD/JPY 154.21 EUR/JPY 183.52
GBP/JPY 210.75 AUD/JPY 109.11

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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