*14:28JST キユーピー:マヨネーズ日本国内購買シェア1位、圧倒的ブランド力で海外成長加速
キユーピー<2809>は、日本を代表する食品メーカーであり、国内のマヨネーズおよびドレッシング市場において圧倒的なシェアを誇る。同社は1919年の創業以来、「愛は食卓にある。」というコーポレートメッセージを掲げ、創始者である中島董一郎が日本人の体格向上と健康を願って、卵黄タイプで栄養価の高いキユーピーマヨネーズを発売して100年を迎える。マヨネーズ日本国内購買シェア1位、79の国と地域で販売しており、卵の使用量は約25万トン/年と日本で消費される鶏卵の約10%を占めている。
事業ポートフォリオは、家庭向けの調味料や惣菜を扱う「市販用」(2025年11月期売上構成比36.9%)、外食や中食向けに高度なメニュー提案を行う「業務用」(同36.2%)、急速な成長を遂げている「海外」(同19.5%)、さらに「フルーツ ソリューション」や「ファインケミカル」の5つのセグメントで構成されている。特に国内の「市販用」と「業務用」は日本の食文化の基盤を支えており、100年以上にわたる歴史の中で磨き上げられた品質とおいしさは、世代を超えて極めて高い信頼を獲得している。また、海外は直近10年間で大きく成長している。近年は「世界戦略商品」としてキユーピー マヨネーズとキユーピー 深煎りごまドレッシングをグローバルに展開しており、米州、中国、アジアパシフィックを中心に「KEWPIE」ブランドの浸透が進み、グループ全体の成長を牽引する重要な収益の柱へと進化を遂げている。
同社の強みは、第一に圧倒的なブランド力と顧客からの厚い信頼にある。日経リサーチ社の「ブランド戦略サーベイ2024」において消費者編ランキングで首位を獲得するなど、その認知度と信頼性は国内最高峰であり、これが成熟した国内市場における揺るぎない事業基盤となっている。第二に、独自の原料調達力と高度な素材加工技術が挙げられる。同社は国内の鶏卵供給量の約10%使用する日本最大の卵ユーザーだが、卵の鮮度管理や有効活用に関する長年の研究成果を有している。この強みは、マヨネーズの製造だけでなく、業務用オムレツや液体卵といった高付加価値なタマゴ関連製品の幅広い展開を可能にしており、原料相場の変動に左右されにくい強固なビジネスモデルを構築している。第三に、グローバルな展開力と現地の食文化への適応能力の高さである。マヨネーズ100周年を機に統一コンセプトで海外ブランディングをスタートするなか、さまざまな料理をおいしくする新たな食体験キユーピー マヨネーズにしかない魅力を発信している。グローバル成長へ300億円の投資を行っており、商品供給能力を更に増強(米州・中国・アジアパシフィック)させている。
直近の業績について、2025年11月期の連結実績は、売上高が513,417百万円(前期比6.1%増)、営業利益が34,628百万円(同0.9%増)の増収増益で着地した。この背景には、米州やアジアパシフィックを中心とした海外事業の堅調な成長に加え、国内における適切な価格改定の浸透や、タマゴ関連商品の販売回復がある。原材料価格や物流コストの上昇といった厳しい経営環境においても、付加価値商品の拡大と生産自働化の推進により利益を確保した。2026年11月期は売上高530,000百万円(前期比3.2%増)、営業利益38,000百万円(同9.7%増)と増収増益を見込んでいる。2025年度に完了した海外新工場への投資が本格的に成果へ繋がり始めることや、国内事業における抜本的な構造改革による収益性の向上が挙げられる。市場環境においても、世界的な日本食ブームや健康意識の高まりが追い風となっており、海外で販売数量の増加が期待される好条件が整っている。
今後の成長見通しに関して、同社は2025年度から2028年度までの中期経営計画「Change & Challenge」を策定し、成熟市場での経営効率化と成長領域への投資加速を掲げている。2028年度には、ROE8.5%以上、売上高6,000億円、営業利益450億円という経営数値目標の達成を目指している。また、経営効率化と成長分野への投資として、設備投資1,000億円と積極的な未来投資200億円を計画している。成長の最大のドライバーは、グローバル展開の加速である。世界戦略商品であるキユーピー マヨネーズとキユーピー 深煎りごまドレッシングに経営資源を集中させ、海外売上CAGR2桁%以上で2028年度には海外売上高1,800億円を目指す方針だ。国内事業においても、IT・デジタルの活用によるバリューチェーンの変革やスマートファクトリー構想を推進している。さらに、植物性代替食品「GREEN KEWPIE」などのサステナブルな食の提案や、酢酸菌を活用したヘルスケア領域の開拓など、新規領域への挑戦も着実に進んでいる。
株主還元について、同社は持続的な企業価値の向上と適正な利益還元を最重要課題と位置づけており、中期経営計画期間中(25-28年度)は4年間累計の総還元性向50%以上を基準とする方針を打ち出している。配当については、1株当たり年間配当金54円を下限として設定し、業績の成長に合わせて段階的に引き上げる累進的な姿勢を示している。自己株式の取得については、100億円規模を機動的に実施する方針を示しており、資本効率の向上に対して極めて積極的である。
総じて、キユーピーは100年培った国内の圧倒的なブランド基盤を土台に、今や世界市場へとダイナミックに展開させる「再成長ステージ」に突入している。今後も事業戦略と財務戦略の両輪でブランド展開を推進する。キユーピー マヨネーズという独自の製品を核に、世界の健康課題を解決し、食の楽しさを提供するグローバルなプラットフォーマーへと昇華しつつある同社の姿は、極めて強固な競争優位性を示している。収益性の抜本的な改善に向けた国内構造改革と、海外市場での積極的な供給能力強化を同時に推し進め、かつ株主還元にも厚い姿勢を堅持している点は、長期投資の対象として非常に期待が持てる。グローバル市場での「KEWPIE」ブランドのさらなる浸透と、それに伴う飛躍的な業績拡大、そして資本効率の向上に向けた今後の動向に、引き続き注目していきたい。
<NH>
事業ポートフォリオは、家庭向けの調味料や惣菜を扱う「市販用」(2025年11月期売上構成比36.9%)、外食や中食向けに高度なメニュー提案を行う「業務用」(同36.2%)、急速な成長を遂げている「海外」(同19.5%)、さらに「フルーツ ソリューション」や「ファインケミカル」の5つのセグメントで構成されている。特に国内の「市販用」と「業務用」は日本の食文化の基盤を支えており、100年以上にわたる歴史の中で磨き上げられた品質とおいしさは、世代を超えて極めて高い信頼を獲得している。また、海外は直近10年間で大きく成長している。近年は「世界戦略商品」としてキユーピー マヨネーズとキユーピー 深煎りごまドレッシングをグローバルに展開しており、米州、中国、アジアパシフィックを中心に「KEWPIE」ブランドの浸透が進み、グループ全体の成長を牽引する重要な収益の柱へと進化を遂げている。
同社の強みは、第一に圧倒的なブランド力と顧客からの厚い信頼にある。日経リサーチ社の「ブランド戦略サーベイ2024」において消費者編ランキングで首位を獲得するなど、その認知度と信頼性は国内最高峰であり、これが成熟した国内市場における揺るぎない事業基盤となっている。第二に、独自の原料調達力と高度な素材加工技術が挙げられる。同社は国内の鶏卵供給量の約10%使用する日本最大の卵ユーザーだが、卵の鮮度管理や有効活用に関する長年の研究成果を有している。この強みは、マヨネーズの製造だけでなく、業務用オムレツや液体卵といった高付加価値なタマゴ関連製品の幅広い展開を可能にしており、原料相場の変動に左右されにくい強固なビジネスモデルを構築している。第三に、グローバルな展開力と現地の食文化への適応能力の高さである。マヨネーズ100周年を機に統一コンセプトで海外ブランディングをスタートするなか、さまざまな料理をおいしくする新たな食体験キユーピー マヨネーズにしかない魅力を発信している。グローバル成長へ300億円の投資を行っており、商品供給能力を更に増強(米州・中国・アジアパシフィック)させている。
直近の業績について、2025年11月期の連結実績は、売上高が513,417百万円(前期比6.1%増)、営業利益が34,628百万円(同0.9%増)の増収増益で着地した。この背景には、米州やアジアパシフィックを中心とした海外事業の堅調な成長に加え、国内における適切な価格改定の浸透や、タマゴ関連商品の販売回復がある。原材料価格や物流コストの上昇といった厳しい経営環境においても、付加価値商品の拡大と生産自働化の推進により利益を確保した。2026年11月期は売上高530,000百万円(前期比3.2%増)、営業利益38,000百万円(同9.7%増)と増収増益を見込んでいる。2025年度に完了した海外新工場への投資が本格的に成果へ繋がり始めることや、国内事業における抜本的な構造改革による収益性の向上が挙げられる。市場環境においても、世界的な日本食ブームや健康意識の高まりが追い風となっており、海外で販売数量の増加が期待される好条件が整っている。
今後の成長見通しに関して、同社は2025年度から2028年度までの中期経営計画「Change & Challenge」を策定し、成熟市場での経営効率化と成長領域への投資加速を掲げている。2028年度には、ROE8.5%以上、売上高6,000億円、営業利益450億円という経営数値目標の達成を目指している。また、経営効率化と成長分野への投資として、設備投資1,000億円と積極的な未来投資200億円を計画している。成長の最大のドライバーは、グローバル展開の加速である。世界戦略商品であるキユーピー マヨネーズとキユーピー 深煎りごまドレッシングに経営資源を集中させ、海外売上CAGR2桁%以上で2028年度には海外売上高1,800億円を目指す方針だ。国内事業においても、IT・デジタルの活用によるバリューチェーンの変革やスマートファクトリー構想を推進している。さらに、植物性代替食品「GREEN KEWPIE」などのサステナブルな食の提案や、酢酸菌を活用したヘルスケア領域の開拓など、新規領域への挑戦も着実に進んでいる。
株主還元について、同社は持続的な企業価値の向上と適正な利益還元を最重要課題と位置づけており、中期経営計画期間中(25-28年度)は4年間累計の総還元性向50%以上を基準とする方針を打ち出している。配当については、1株当たり年間配当金54円を下限として設定し、業績の成長に合わせて段階的に引き上げる累進的な姿勢を示している。自己株式の取得については、100億円規模を機動的に実施する方針を示しており、資本効率の向上に対して極めて積極的である。
総じて、キユーピーは100年培った国内の圧倒的なブランド基盤を土台に、今や世界市場へとダイナミックに展開させる「再成長ステージ」に突入している。今後も事業戦略と財務戦略の両輪でブランド展開を推進する。キユーピー マヨネーズという独自の製品を核に、世界の健康課題を解決し、食の楽しさを提供するグローバルなプラットフォーマーへと昇華しつつある同社の姿は、極めて強固な競争優位性を示している。収益性の抜本的な改善に向けた国内構造改革と、海外市場での積極的な供給能力強化を同時に推し進め、かつ株主還元にも厚い姿勢を堅持している点は、長期投資の対象として非常に期待が持てる。グローバル市場での「KEWPIE」ブランドのさらなる浸透と、それに伴う飛躍的な業績拡大、そして資本効率の向上に向けた今後の動向に、引き続き注目していきたい。
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