ドル円、ユーロドルなどドル高圏で引ける=NY為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/01/31 07:41
ドル円、ユーロドルなどドル高圏で引ける=NY為替概況

 30日のNY為替市場はドル高が優勢となった。トランプ大統領が次期FRB議長にウォーシュ元FRB理事を指名との報道で154円台に上昇して迎えたドル円は、午前中に154円76銭まで上値を伸ばすなど、NY市場でもドル高が継続した。  ウォーシュ氏は名前が挙がっていた候補のうちで、タカ派色が最も強いと見られており、他の候補が議長になった場合に警戒されていた積極的な利下げ実施には至らないとの思惑がドル高につながった。また、米大手金融機関での勤務経験もあり、市場に精通しているとの期待もドル買いにつながった。もっとも議長候補の大本命と見られていたことから、サプライズ感はなく、反応は落ち着いたものとなった。

 本日がつなぎ予算の期限となっているが、トランプ大統領と上院民主党が暫定合意したことが報じられたことも、ドルの支えとなった。本日上院で採決が行われる見込み。先週通した下院での予算から一部変更されているため、再び下院を通す必要があり、短期間の政府機関閉鎖が起きる可能性があるが、月曜日早朝までに両院を通過し、大統領の署名が行われた場合、大きな影響は出てこないと見込まれている。

 ドル円は午前に高値を付けた後、いったん調整売りが入って154円10銭台での推移となったが、夕方にかけて反発。154円79銭まで上値を伸ばす展開となった。次期FRB議長人事、連邦政府機関一部閉鎖と二つのリスク要因が落ち着いたことが好感されている。

 ユーロドルはドル高を受けて上値が重くなる中、東京、ロンドン市場と1.1900ドル割れでは買いが出る展開となっていたが、NY市場に入ってドル高の勢いが強まり、1.1850ドル前後まで下げる展開となった。ほぼ安値圏で週の取引を終えている。

 ポンドドルもNY午後に入って1.3700ドルのサポート水準を割り込み、1.3679ドルまで下げる展開となった。こちらもほぼ安値圏で引けている。

 ユーロ円はドル主導の展開でやや不安定な動き。朝はドル円の上昇を支えに上値トライとなり、184円07銭と26日以来の184円台を付けた。その後対ドルでのユーロ売りに押されて183円20銭台まで売られた。終盤にかけてのドル円の上昇もあって、安値からは少し戻して183円台半ばを挟んでの推移となった。

 ポンド円もユーロ円同様に朝は円安が優勢で212円47銭まで上値を伸ばした。その後211円50銭前後まで売りが出ている。

 その他通貨でやや目立ったのがドルカナダの動き。11月の月次GDPが予想を下回る伸びとなり、カナダ売りが出た。その後ドル全般の買いもあってドル高カナダ安の勢いが強まり、夕方に1.3624カナダと27日以来の水準まで上昇した。

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)