ドル円、一時153円台に下落 ドル安の動きが目立つ=NY為替概況
ドル円、一時153円台に下落 ドル安の動きが目立つ=NY為替概況
きょうのNY為替市場はドル安が強まり、ドル円は一時153円台に下落。先週金曜日の流れを週明けも加速させている格好だが、円買い戻しも去ることながら、ドル安の動きも本日は目立った。オプション市場ではドルの弱気バイアスが高水準に達している。
先週金曜日にはNY連銀がドル円のレートチェックを実施との驚きのニュースが流れていたが、それにより、トランプ政権がドル安を容認、あるいは支持しているのではとの観測を高めている。
市場では、今年はドル安との見方も多く見られているが、年初の取引を通過して、本格的なドル安モードへの警戒感を高めつつあるのかもしれない。
様々な思惑が錯綜する中、ドル円についてはロング勢もポジション調整に追われていた模様。米商品先物協会(CFTC)の建玉報告によると、レバレッジ・ファンドの円売り越しは減少こそしていたものの、高水準での推移が続いている。その分、巻き戻しが出やすい環境とも言える。
今週はFOMCが予定されている。政策は据え置きが確実視されており、パウエル議長が先行きについての何らかのヒントが示されるか注目されている。ただ、今回は無風のFOMCになるのではとの見方も少なくない。また、今週はトランプ大統領が次期FRB議長の指名候補を発表する可能性もあり、米企業決算もある中、引き続き米国発の情報は留意される。
ユーロドルは買いが強まり、昨年9月以来の一時1.19ドル台に上昇。さすがに先週からの急ピッチば上昇で過熱感も高まっており、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは買われ過ぎの水準である70付近まで上昇。一方、ユーロ円は円買戻しが加速し、一時181円台に下落した。
地政学リスクの低下と、対円でドルを売る日米協調介入の可能性が重なり、ユーロは上昇。トランプ大統領は先週、グリーンランドに関する将来の取引の枠組みを発表し、欧州諸国に対する関税の脅威を後退させた。
そのような中、ユーロドルには追い風が吹いている。ECBの利下げサイクルがすでに終了する中、ユーロの上値を重くしていた景気行方のほうも、関税の影響が一段落する中、ドイツ経済中心に回復の兆候を見せ始めており、ユーロを売る理由が少ない状況。
ポンドドルは買いが加速し、1.37ドル台まで一時上昇。昨年9月以来の高水準で、9月17日高値が1.3725ドル付近に来ており、目先はその水準が意識される。一方、ポンド円は円高加速から一時210円を割り込む展開。21日線を下放れる展開となり、目先は210円の水準を維持できるか注目される。
ただ、ポンドに関しては政治的な不透明感を背景に、引き続き脆弱な状況にあるとアナリストは指摘している。スターマー首相の党内指導力に挑戦する可能性があったバーナム氏が、ゴートンおよびデントン地区で予定されている地方選挙への立候補を労働党執行部によって阻止されたとの報道があったものの、政治リスクは依然として残るという。
アナリストは、「今回の動きはポンドにとって短期的に小幅な追い風となるものの、政府内で拡大しつつある内部対立が一段と悪化する可能性が高く、ポンドにとって建設的な環境とは言えない」と述べている。ポンドはドル安局面ではさらなる上昇余地があるものの、他通貨と比べるとパフォーマンスは劣後する可能性が高いという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
きょうのNY為替市場はドル安が強まり、ドル円は一時153円台に下落。先週金曜日の流れを週明けも加速させている格好だが、円買い戻しも去ることながら、ドル安の動きも本日は目立った。オプション市場ではドルの弱気バイアスが高水準に達している。
先週金曜日にはNY連銀がドル円のレートチェックを実施との驚きのニュースが流れていたが、それにより、トランプ政権がドル安を容認、あるいは支持しているのではとの観測を高めている。
市場では、今年はドル安との見方も多く見られているが、年初の取引を通過して、本格的なドル安モードへの警戒感を高めつつあるのかもしれない。
様々な思惑が錯綜する中、ドル円についてはロング勢もポジション調整に追われていた模様。米商品先物協会(CFTC)の建玉報告によると、レバレッジ・ファンドの円売り越しは減少こそしていたものの、高水準での推移が続いている。その分、巻き戻しが出やすい環境とも言える。
今週はFOMCが予定されている。政策は据え置きが確実視されており、パウエル議長が先行きについての何らかのヒントが示されるか注目されている。ただ、今回は無風のFOMCになるのではとの見方も少なくない。また、今週はトランプ大統領が次期FRB議長の指名候補を発表する可能性もあり、米企業決算もある中、引き続き米国発の情報は留意される。
ユーロドルは買いが強まり、昨年9月以来の一時1.19ドル台に上昇。さすがに先週からの急ピッチば上昇で過熱感も高まっており、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは買われ過ぎの水準である70付近まで上昇。一方、ユーロ円は円買戻しが加速し、一時181円台に下落した。
地政学リスクの低下と、対円でドルを売る日米協調介入の可能性が重なり、ユーロは上昇。トランプ大統領は先週、グリーンランドに関する将来の取引の枠組みを発表し、欧州諸国に対する関税の脅威を後退させた。
そのような中、ユーロドルには追い風が吹いている。ECBの利下げサイクルがすでに終了する中、ユーロの上値を重くしていた景気行方のほうも、関税の影響が一段落する中、ドイツ経済中心に回復の兆候を見せ始めており、ユーロを売る理由が少ない状況。
ポンドドルは買いが加速し、1.37ドル台まで一時上昇。昨年9月以来の高水準で、9月17日高値が1.3725ドル付近に来ており、目先はその水準が意識される。一方、ポンド円は円高加速から一時210円を割り込む展開。21日線を下放れる展開となり、目先は210円の水準を維持できるか注目される。
ただ、ポンドに関しては政治的な不透明感を背景に、引き続き脆弱な状況にあるとアナリストは指摘している。スターマー首相の党内指導力に挑戦する可能性があったバーナム氏が、ゴートンおよびデントン地区で予定されている地方選挙への立候補を労働党執行部によって阻止されたとの報道があったものの、政治リスクは依然として残るという。
アナリストは、「今回の動きはポンドにとって短期的に小幅な追い風となるものの、政府内で拡大しつつある内部対立が一段と悪化する可能性が高く、ポンドにとって建設的な環境とは言えない」と述べている。ポンドはドル安局面ではさらなる上昇余地があるものの、他通貨と比べるとパフォーマンスは劣後する可能性が高いという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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