ドル円、ドル安が優勢で伸び悩む 明日は日銀会合=NY為替概況
ドル円、ドル安が優勢で伸び悩む 明日は日銀会合=NY為替概況
きょうのNY為替市場、ドル円は一時158円前半に値を落とした。根強い円安から本日は158円台後半まで上昇していたものの、NY時間に入ってドル安の動きが優勢となったことから、ドル円も戻り売りに押される展開。
円相場については、明日の日銀決定会合が注目される。政策は据え置きが確実視され、今回発表される展望レポートも想定範囲内と考えられている。注目は植田総裁の会見だが、エコノミストからは、追加利上げへの方向性は維持するものの、あまりタカ派姿勢にはなれないのではとの見方も出ている。場合にっては円安に反応する可能性も指摘されているようだ。
また、急速に進んでいる日本国債の利回り上昇について、何かの言及があるのかも注目。日本国債の利回り上昇は、財政不安よりも、成長とインフレの期待を反映している可能性が高いとの分析も出ている。年初来の利回り上昇のうち、財政不安が占める割合は2割未満との分析もあるようだ。財政支出によるインフレ加速への期待が要因で、タカ派な日銀と名目成長拡大を反映している可能性もあるという。
植田総裁は、長期金利が急騰した場合はいつでも対応する用意があるとのシグナルを発する可能性もあり、その示唆だけでも、イールドカーブのフラット化を促す効果が見込まれるという。
なお、明日は高市首相が衆議院を解散する予定。
ユーロは買い優勢の展開。特にユーロ円はドル円の伸び悩みにもかかわらず上値追いを続け、一時186円台に上昇し、ユーロ発足以来の高値を更新した。一方、ユーロドルは1.17ドル台半ばに上昇。
ECBはすでに利下げサイクルを終了し、次の展開はどうなるのか注目されているが、年内は据え置かれるのではとの見方が有力視されている。その意味ではユーロをサポートする要因ではある。
本日は12月のECB理事会の議事要旨が公開されていたが、理事会は意見が割れており、インフレの下振れリスクを重視するメンバーもいれば、上振れリスクを警戒するメンバーもいることが明らかとなった。ハト派は、外需の減速やユーロ高といった懸念を挙げる一方、タカ派は高い賃金上昇率やサービスインフレを問題視していた。
ポンドドルは1.35ドルちょうど付近に上昇。一方、ポンド円はドル円の伸び悩みにもかかわらず、213円台後半に上昇した。ポンド円は21日線の上でしっかりと上昇トレンドを維持している。
アナリストは、火曜日に発生した日本国債のボラティリティの波及を受けたポンド安の反応は、依然として英国の財政懸念を反映していると指摘している。火曜日には、日本の財政不安から日本国債の利回りが上昇し、これをきっかけに世界の長期債の利回りが跳ね上がった。過去1年間で長期金利と負の相関を示してきた先進国の通貨は、ドル、円、そしてポンドだという。
同アナリストはまた、火曜日にポンドが他のリスク感応度の高い通貨に対して特に弱かった点がとりわけ印象的だったと指摘。これはリスクセンチメント以上に、財政要因がポンドの値動きを左右する大きな要因になっていることを示唆していると述べた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
きょうのNY為替市場、ドル円は一時158円前半に値を落とした。根強い円安から本日は158円台後半まで上昇していたものの、NY時間に入ってドル安の動きが優勢となったことから、ドル円も戻り売りに押される展開。
円相場については、明日の日銀決定会合が注目される。政策は据え置きが確実視され、今回発表される展望レポートも想定範囲内と考えられている。注目は植田総裁の会見だが、エコノミストからは、追加利上げへの方向性は維持するものの、あまりタカ派姿勢にはなれないのではとの見方も出ている。場合にっては円安に反応する可能性も指摘されているようだ。
また、急速に進んでいる日本国債の利回り上昇について、何かの言及があるのかも注目。日本国債の利回り上昇は、財政不安よりも、成長とインフレの期待を反映している可能性が高いとの分析も出ている。年初来の利回り上昇のうち、財政不安が占める割合は2割未満との分析もあるようだ。財政支出によるインフレ加速への期待が要因で、タカ派な日銀と名目成長拡大を反映している可能性もあるという。
植田総裁は、長期金利が急騰した場合はいつでも対応する用意があるとのシグナルを発する可能性もあり、その示唆だけでも、イールドカーブのフラット化を促す効果が見込まれるという。
なお、明日は高市首相が衆議院を解散する予定。
ユーロは買い優勢の展開。特にユーロ円はドル円の伸び悩みにもかかわらず上値追いを続け、一時186円台に上昇し、ユーロ発足以来の高値を更新した。一方、ユーロドルは1.17ドル台半ばに上昇。
ECBはすでに利下げサイクルを終了し、次の展開はどうなるのか注目されているが、年内は据え置かれるのではとの見方が有力視されている。その意味ではユーロをサポートする要因ではある。
本日は12月のECB理事会の議事要旨が公開されていたが、理事会は意見が割れており、インフレの下振れリスクを重視するメンバーもいれば、上振れリスクを警戒するメンバーもいることが明らかとなった。ハト派は、外需の減速やユーロ高といった懸念を挙げる一方、タカ派は高い賃金上昇率やサービスインフレを問題視していた。
ポンドドルは1.35ドルちょうど付近に上昇。一方、ポンド円はドル円の伸び悩みにもかかわらず、213円台後半に上昇した。ポンド円は21日線の上でしっかりと上昇トレンドを維持している。
アナリストは、火曜日に発生した日本国債のボラティリティの波及を受けたポンド安の反応は、依然として英国の財政懸念を反映していると指摘している。火曜日には、日本の財政不安から日本国債の利回りが上昇し、これをきっかけに世界の長期債の利回りが跳ね上がった。過去1年間で長期金利と負の相関を示してきた先進国の通貨は、ドル、円、そしてポンドだという。
同アナリストはまた、火曜日にポンドが他のリスク感応度の高い通貨に対して特に弱かった点がとりわけ印象的だったと指摘。これはリスクセンチメント以上に、財政要因がポンドの値動きを左右する大きな要因になっていることを示唆していると述べた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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