ドル円、一時157円台に下落 片山財務相の口先介入が相次ぐ=NY為替序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/01/16 23:33
 きょうの為替市場、ドル円は戻り売りが優勢となっており、一時157円台に下落する場面も見られた。片山財務相の口先介入が相次いでいるが、市場は敏感に反応するものの一時的な動きに留まっている。

 一部からは、日本の当局は潜在的な介入を通じて円安を食い止めるのに苦労するのではとの指摘も聞かれる。「短期的に積極財政への期待が薄れる可能性は低く、高市首相が選挙を経て権力基盤を強化すれば、さらなる財政刺激策を推し進める可能性があり、日銀の追加利上げへの期待も後退すると見ている」という。けん制発言に持続性はなく、今後もじわりと円安が進むとの見方を示している。

 一方、ドルの方は、FRBの新議長が就任するまで金利据え置きとも見られている。米政府機関閉鎖の混乱が米経済指標ではまだ残っており、信頼性は完全ではないものの、直近の米雇用指標は米労働市場の底堅さが示されている。また、インフレ指標も悪化こそしていないが、なお高水準で粘着している状況。これはドルを下支えする。
 
 ただ、FRBに対する政治的圧力の高まりを背景に、今年のドルはボラティリティが一段と高まる可能性があるとの指摘も出ている。トランプ政権がパウエル議長に圧力をかけており、FRBが独立性を失うのではとの懸念が市場で広がっている。FRBの信認を巡る不透明感は、ドルに下押し圧力をかける要因になり得るという。

 このあとの日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は158円に観測されている。

16日(金)
158.00(21.2億ドル)

19日(月)
159.00(14.3億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

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