前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2026/01/08 05:30

ネクスウェア <4814>  223円 (+50円、+28.9%) ストップ高

 ネクストウェア <4814> [東証S]がストップ高。7日午前10時30分ごろ、地下構造物点検の高度化を目的に、自動・自律型 ドローン点検技術の現場導入に向けた実証検証の追加プロジェクトを開始したと発表しており、これを好感した買いが流入した。同プロジェクトでは、同社の資本・業務提携先でドローンやロボティクスを活用した点検分野で豊富な実績を有するアイ・ロボティクス(東京都千代田区)と協力し、自動・自律型点検技術の社会実装に向けた検証を進めるという。また、7日は読売新聞オンラインがドローンの国産化支援に関して、「国内での安定供給に向け、研究開発や設備投資に必要な費用の最大50%を助成し、2030年時点で8万台の生産体制を整備する」と報じたことからドローン関連が軒並み高となっており、昨年4月にネクスウェア、アイ・ロボティクスとともに、国産技術を用いた次世代ドローン・セキュリティーの実証試験に成功したと発表したZenmuTech <338A> [東証G]もストップ高の5490円に買われた。

稀元素 <4082>  1,423円 (+300円、+26.7%) ストップ高

 東証プライムの上昇率トップ。第一稀元素化学工業 <4082> [東証P]がストップ高。電材向けジルコニウム化合物の大手で、自動車用排ガス触媒では圧倒的な実績を有し、グローバルニッチトップとして存在感を示す。更に レアアースを使用しないセラミックス材料の開発に成功していることで、高市政権下での経済安全保障の観点からも要衝を占める企業だが、目先は中国が日本に対し軍民両用物資の輸出を即時禁止すると発表、レアアースもその対象となっているもようで、同社の存在感が改めて浮き彫りとなった。株式需給面では貸株市場を経由した空売りが積み上がっており、市場では踏み上げ相場に発展する可能性も指摘されていた。

サンケイRE <2972>  125,700円 (+22,300円、+21.6%)

 サンケイリアルエステート投資法人 <2972> [東証R]が続急騰。トーセイ <8923> [東証P]が6日取引終了後、子会社トーセイ・アセット・アドバイザーズが投資一任契約により運用管理するファンドが出資する投資ビークルを通じ、サンケイREに対してTOBを実施すると発表した。TOB価格を1口12万5000円としており、これにサヤ寄せする格好となった。買い付け予定数は46万7099口(下限24万7563口、上限設定なし)、買い付け期間は1月7日~2月19日。TOB成立後にサンケイREは上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は6日付で同投資法人を監理銘柄(確認中)に指定した。

久光薬 <4530>  6,200円 (+1,000円、+19.2%) ストップ高

 東証プライムの上昇率3位。久光製薬 <4530> [東証P]がストップ高。同社は6日の取引終了後、MBO(経営陣が参加する買収)の一環として、同社社長が代表者であるタイヨー興産(福岡県久留米市)が久光薬に対し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。非公開化を目指す。買付価格は1株6082円で、久光薬の株価はこれにサヤ寄せした。買付予定数の下限は4111万9400株で上限は設定しない。買付期間は7日から2月19日まで。TOBが成立した場合、所定の手続きを経て上場廃止となる見込み。東京証券取引所は6日付で久光薬を監理銘柄(確認中)に指定した。

アサカ理研 <5724>  3,215円 (+500円、+18.4%) ストップ高

 アサカ理研 <5724> [東証S]がストップ高。東洋エンジニアリング <6330> [東証P]もストップ高まで買われ、三井海洋開発 <6269> [東証P]は大幅高の3連騰となった。中国は軍民両用品の対日輸出規制を強化し、そのなかにレアアース関連製品を対象に含む可能性があると複数のメディアが報道しており、レアアース関連に物色人気が向かっていた。

enish <3667>  71円 (+10円、+16.4%)

 enish <3667> [東証S]が3日続急騰。6日の取引終了後、モルガン・スタンレー・クレジット・プロダクツ・ジャパン(東京都千代田区)に対する借入金3億円を手元資金により返済を完了したと発表しており、好材料視された。会社側では、返済後も運転資金及び当面の事業活動に必要な資金については、事業運営を継続できる体制を維持しているとしている。

ACSL <6232>  1,102円 (+150円、+15.8%) ストップ高

 ACSL <6232> [東証G]がストップ高。読売新聞オンラインが7日に「政府は、経済安全保障推進法に基づく特定重要物資に追加指定した『ドローン(無人航空機)』の国産化支援に乗り出す」と報じた。これを手掛かりとして、ドローン関連株が物色人気化した。記事によると、政府は研究開発や設備投資に必要な費用について最大50%を助成し、2030年時点で8万台の生産体制を整備する方針。消防など災害用やインフラ点検、農業向けの機体に加え、モーターや電池など主要部品の生産設備も支援対象に含めるとしている。

中北製 <6496>  6,780円 (+730円、+12.1%)

 中北製作所 <6496> [東証S]が3日続急騰。船舶用を主力とする自動調節弁のトップメーカーで昨年テーマ買いの対象となった造船関連株の一角。足もとの業績も絶好調で会社側の想定を上回って推移している。6日取引終了後に発表した26年5月期上期(25年6月-11月)決算は営業利益が8億2200万円で着地し、会社側計画の5億3000万円を大幅に上回った。対通期進捗率も約75%に達しており、通期営業利益(11億円予想)の上振れ期待が買いを呼び込んでいた。株価指標面でもPBRが前日6日終値換算で0.7倍台と水準訂正余地が意識されていた。

ギミック <475A>  1,193円 (+123円、+11.5%)

 ギミック <475A> [東証S]が急騰。6日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、米資産運用大手ブラックロック の日本法人ブラックロック・ジャパンとその共同保有者による株式保有割合が6.55%と、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資としており、報告義務発生日は25年12月31日となっている。

日鉄鉱 <1515>  2,648円 (+238円、+9.9%)

 東証プライムの上昇率5位。日鉄鉱業 <1515> [東証P]が続急伸。同社は鉄鋼向け石灰石が主力だが、海外に銅鉱山を保有しており、足もとの銅価格上昇を材料視する買いが流入した。ロンドン金属取引所(LME)で銅3ヵ月先物は6日、一時1トン=1万3300ドル台へ上昇し最高値を更新した。銅はデータセンターや 電気自動車(EV)向けに需要が拡大しているほか、銅鉱山での事故やストライキなども加わり市場には需給逼迫への懸念も台頭している。同社はチリのアタカマ鉱山で銅精鉱の生産を行っているほか、アルケロス鉱山の稼働も予定しており銅関連株として再評価されている。

高島屋 <8233>  1,861円 (+161円、+9.5%)

 東証プライムの上昇率6位。高島屋 <8233> [東証P]が6日続急伸。昨年来高値を更新した。同社は6日の取引終了後、26年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結決算発表にあわせ、28年満期ユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債(CB)の買い入れを行い、2月20日に全額を消却すると発表した。昨年10月に増配や自社株買いなど株主還元の強化を打ち出したものの、現状の株価がCBの転換価額を上回って推移していることから、潜在的な希薄化懸念が広がっていると判断。CBの買い入れと消却により大規模な株主還元を早期に実現できると判断した。潜在的な希薄化リスクが後退すると受け止めた投資家の買いが株価を押し上げたようだ。CBの買い入れに関する申込期間は1月15日まで。買入価格には所定のプレミアムを付与する形とする。CBの投資家が買い入れに応募せず、株式に転換する可能性があることを踏まえ、1月15日に実施を予定していた自社株消却は見合わせる。高島屋はCBの買入価額と帳簿価額の差について特別損失を計上する見込み。総額は申し込み状況により変動するため確定できないとしながらも、税効果考慮後で特別損失の7割程度が純利益を押し下げる見通しとしている。第3四半期累計の売上高は前年同期比2.2%減の3538億2100万円、純利益が同14.0%増の297億2200万円だった。

キオクシア <285A>  12,690円 (+1,090円、+9.4%)

 東証プライムの上昇率7位。キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が3日続急伸。大発会から3連騰となり、昨年11月11日につけた上場来高値に迫る動きをみせていた。米ラスベガスでテクノロジーの国際見本市「CES2026」が開催され、テック株に注目が集まりやすい局面において、6日にはエヌビディア がAI向けの新たなストレージインフラを推進すると発表。これを受けて同日の米株式市場ではストレージ関連株が買われたほか、メモリー需要が更に拡大するとの期待感から、キオクシアと同業でNAND型フラッシュメモリーを手掛けるサンディスク にも投資マネーが流入し、同社株は27%を超す急騰劇を演じた。これらを背景に、キオクシアに対する投資家の物色意欲が一段と高まる形となり、東証の個別銘柄の売買代金で同社株は2位以下を大きく引き離してトップとなっていた。また、SMBC日興証券は6日付で、キオクシアの投資評価を3段階で真ん中の「2」から最上位の「1」に引き上げた。目標株価は4800円から1万6400円に見直している。

デジプラ <3691>  1,521円 (+110円、+7.8%)

 デジタルプラス <3691> [東証G]が3日続急伸。同社は7日、26年9月期第1四半期(10-12月)の フィンテック事業における流通総額と株主優待ギフトの導入数の速報値を発表。流通総額は48億2500万円となり、23四半期連続で増加した。また株主優待ギフトは昨年12月末時点で約90社の導入が決まり、今年1月中には約20社が加わり100社を大きく超える見通しだとした。発表内容を好感した買いが入ったようだ。フィンテック事業の流通総額は前四半期との比較で12%増。流通粗利率は約5.0%(前四半期は4.6%)となった。第1四半期において流通総額は一時的に成長が鈍化すると見込んでいたが、想定を上回る水準で推移したという。

古河機金 <5715>  4,390円 (+315円、+7.7%)

 東証プライムの上昇率10位。古河機械金属 <5715> [東証P]が3日続急伸。中国が日本向けレアアース輸出管理を厳しくする方向で検討していると伝わるなか、レアアース関連の筆頭である東洋エンジニアリング <6330> [東証P]やアサカ理研 <5724> [東証S]がストップ高に買われるなど、急動意する銘柄が相次いでいた。そのなか、古河機金は本業である土木・鉱山用クレーンや削岩機などの高度な商品技術を生かして、早くからレアアース回収機材の開発に力を入れている。今後、国策的な背景でレアアース採鉱の動きが強まった場合、同社の実力が開花する可能性があり、投資マネーの攻勢に弾みがついていた。

日金属 <5491>  957円 (+57円、+6.3%)

 日本金属 <5491> [東証S]が3日続急伸。7日、福島工場が長年培ってきた精密異形圧延製品「ファイン・プロファイル」を基盤とする独自の「複合塑性加工技術」で製造する製品群を、環境配慮型製品「エコプロダクト」として本格展開を開始すると発表しており、好材料視された。「ファイン・プロファイル」をベースに、ロールフォーミングやプレスなどの加工技術を組み合わせ、自社工場内で効率的に最終形状に近づけることで、顧客の切削加工を最小限に抑えて材料の歩留を大幅に向上させる。これによる廃棄物の削減で、サプライチェーン全体の環境負荷低減につなげるとしている。

ミズノ <8022>  3,470円 (+185円、+5.6%)

 ミズノ <8022> [東証P]が5日続急伸。今年は2月にミラノ・コルティナ冬季オリンピック、3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、6~7月にFIFAワールドカップ(W杯)と大型スポーツイベントが目白押しなことから、スポーツ関連として注目されているほか、7日はカンボジア・プノンペンに同国初となる子会社「ミズノスポーツカンボジア」を設立し、6月に事業を開始すると発表しており、好材料視された。硬式野球ボールの新たな製造拠点として、安定的な供給体制の強化への貢献が見込まれている。

セリア <2782>  3,680円 (+185円、+5.3%)

 セリア <2782> [東証S]が4日続急伸。6日取引終了後、2025年12月度の月次動向を発表した。既存店売上高は前年同月比8.3%増とプラス基調を継続。全店ベースでは同10.8%増だった。

パーク24 <4666>  2,136円 (+61円、+2.9%)

 パーク24 <4666> [東証P]が続伸。大和証券は6日、同社株の目標株価を2500円から2800円に引き上げた。投資判断の「1(買い)」は継続した。業績は、堅調な国内駐車場とモビリティの回復がけん引する、と指摘。株価の本格反転には海外事業の再構築が必要だが、最短で第1四半期決算発表時(3月)に明らかにするとしている「振り返り」で何らかの進展があるとみている。また、28年10月期までの営業利益の年率成長率は10%を予想している。

アバントG <3836>  1,832円 (+31円、+1.7%)

 アバントグループ <3836> [東証P]が3日続伸。7日、子会社のディーバが提供する連結会計システム「DivaSystem LCA Cloud」でSOC2 Type1保証報告書を昨年12月25日に取得したと発表しており、材料視した買いが入った。同報告書は米国公認会計士協会が定めるトラストサービス規準に従い、セキュリティーや機密保持などに関連する内部統制の有効性や信頼性を評価する。

住友鉱 <5713>  7,174円 (+115円、+1.6%)

 住友金属鉱山 <5713> [東証P]が3日続伸。金や銅価格の上昇が続いており、非鉄金属大手の同社株への買いが膨らんでいた。米国のベネズエラ攻撃による地政学リスクが高まるなか、安全資産の金への買いが継続していた。また、ロンドン金属取引所(LME)で銅3ヵ月先物は6日、一時1トン=1万3300ドル台へ上昇し最高値を更新した。銅はデータセンターや電気自動車(EV)向けに需要が拡大しているほか、チリの銅鉱山でのストライキなども加わり市場には需給逼迫への懸念も台頭している。銅製錬を手掛ける三井金属 <5706> [東証P]も上昇していた。

ABCマート <2670>  2,670.5円 (+26円、+1.0%)

 エービーシー・マート <2670> [東証P]が続伸。6日の取引終了後に発表した25年12月度売上高で、既存店売上高は前年同月比0.4%減と10ヵ月ぶりに前年実績を下回ったものの、曜日並びの影響もあって想定内との見方が強いようだ。前年よりも日曜日が1日少ない影響があったほか、月半ばまで天候不良のため客数が鈍化したことなどが響いたという。ただし、月後半からのクリスマス商戦や年末セールは盛況で、コラボスニーカーやアパレルが好調だったとしている。なお、全店売上高は同0.2%増だった。

※7日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探

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