フリービット、売上高営業利益ともに前年比増収増益、二桁成長を達成 通期予想に対し順調に推移
Agenda

清水高氏:フリービット株式会社取締役副社長CFOの清水です。2026年4月期第2四半期決算について、私からご報告します。
本日のアジェンダは、スライドに記載のとおりです。
2026年4月期 第2四半期 連結業績サマリー

2026年4月期第2四半期の連結業績について報告します。売上高は307億9,900万円、営業利益は34億6,300万円となりました。
経常利益は33億800万円、親会社株主に帰属する中間純利益は22億6,900万円、1株当たりの中間純利益は104円16銭という結果になりました。
スライドをご覧いただければわかるとおり、売上高・営業利益ともに2桁増となっています。
2026年4月期 第2四半期 トピックス

トピックスについてです。売上高は、各セグメントとも増収となりました。
5Gインフラ支援事業では、モバイルサービス提供数の拡大が大きく寄与しました。 5G生活様式支援事業では、グループ会社であるギガプライズの集合住宅向けISPサービスの提供戸数が順調に増加したことが主な牽引役となっています。
企業・クリエイター5G DX支援事業では、フルスピードグループが提供するアフィリエイトサービスなど、国内事業の進展が売上増加の主な要因となっています。
以上を踏まえた売上高の増加に加え、5Gインフラ支援事業および5G生活様式支援事業の利益増が、営業利益並びに経常利益の伸長につながっています。
また、一過性の特別損益が発生しましたが、昨年度から取り組んでいたギガプライズの100パーセント子会社化(議決権)に伴い、非支配株主利益の減少により親会社株主に帰属する中間純利益が大きく伸長しています。
以上の結果、前年同期比で売上高は15.7パーセント増、営業利益は14.5パーセント増、経常利益は7.5パーセント増、親会社株主に帰属する中間純利益は28.4パーセント増と、非常に好調な事業進捗となっています。
さらに、中期経営計画『SiLK VISION 2027』で掲げた売上高・営業利益のCAGRを上回る水準で進捗しており、業績予想に対しても順調に推移しています。
以上のような数字の結果に加え、当社は『SiLK VISION 2027』において、web3実装企業を目指し、グループ全体での取り組みを進めています。
事業力および稼ぐ力の向上については、ソフトバンクとの提携が始動しており、web3技術におけるPoC(概念実証)の実施、スマホサービスの共同開発、価格競争力のある回線の共同調達、モバイルの販売促進や割引の検討が進展しています。
また、グループ経営基盤の強化についても並行して実施しており、人材の最適配置や資金効率化を図るアクション、セキュリティの強化、業務の効率化・共通化を推進しています。これらの取り組みに全力で注力しています。
前年同期比差異分析 売上高

前年同期比の差異分析についてです。売上高は、5G生活様式支援事業および企業・クリエイター5G DX支援事業を中心に、すべてのセグメントが堅調に推移し、前年同期比15.7パーセント増の307億9,900万円で着地しました。
前年同期比差異分析 営業利益

営業利益については、5Gインフラ支援事業および5G生活様式支援事業が主な牽引役となり、堅調に推移しています。前年同期比14.5パーセント増の34億6,300万円で着地しました。
「新たな成長ドライバー」への投資

また、営業利益については、『SiLK VISION 2027』で掲げる成長ドライバーへの投資も費用として計上済みです。
「StandAlone」プラットフォームや「5G Healthstyle」などの領域において、web3基盤技術の「Portfolia」をベースとした関連プロジェクトへの投資を実施しています。
第1四半期では1億1,000万円の投資を行いましたが、第2四半期では上積みして1億3,200万円を関連プロジェクトに投資しています。
前年同期比差異分析 経常利益

経常利益についても、営業利益の堅調な推移を受け、着実に進捗しました。前年同期比7.5パーセント増の33億800万円で着地しています。
前年同期比差異分析 親会社株主に帰属する中間純利益

親会社株主に帰属する中間純利益については、経常利益の増加に加え、投資事業組合の清算益と減損損失という一過性の特別損益が発生しています。一方で、ギガプライズの100パーセント子会社化(議決権)の影響額は継続的に発生していきます。
以上のことを踏まえて、前年同期比28.4パーセント増の22億6,900万円という結果になっています。
収益構造推移

収益構造の推移です。成長を企図した施策に伴い売上原価は増加していますが、継続的に売上高の増加を達成できています。
また、グループ一体運営の推進を積極的に進めており、販管費は効率的に運用できていると考えています。
以上の結果、営業利益も着実に伸長しています。
連結業績サマリ BS比較

B/S比較です。業績の堅調な推移に伴い、利益剰余金が増加しました。その結果、純資産も100億円台まで回復しています。
また、有利子負債の圧縮が並行して進んでおり、自己資本比率は20.3パーセントに達しています。
セグメント別構成

セグメント別の業績報告です。セグメント別の構成については、スライドに記載のとおりです。各セグメントの状況については、個別にご報告します。
5Gインフラ支援事業 業績進捗

まず、5Gインフラ支援事業についてです。固定網のサービス利用減や人材強化に伴う共通費用の増加が発生しています。一方で、モバイルサービスの利用増は継続しています。
その結果、セグメント利益は前年同期比45.3パーセント増の10億100万円となりました。
5Gインフラ支援事業 ストック収益推移

ストック収益の推移についてです。特にモバイルサービスの堅調な推移により、ストック収益を着実に伸ばすことができています。その結果、安定的な収益基盤が構築されつつあります。
5Gインフラ支援事業 業績進捗

5Gインフラ支援事業の進捗状況についてです。まず、事業者向けサービスである「freebit MVNO Pack」については、付加価値の高い「データ+SMS+音声」の販売数が増加傾向を維持しています。第2四半期においては、「データ+SMS+音声」とのセット販売比率が59.1パーセントと非常に高い水準を示しています。
次に、「freebit Business」という法人向け直販サービスについては、今期大幅な販促費を投下しています。それに伴い、提供数は大きく伸びています。
【業績進捗】5G生活様式支援事業

5G生活様式支援事業の業績進捗についてです。
5G生活様式支援事業 業績進捗

ギガプライズが提供する集合住宅向けISPサービス「5G Homestyle」が順調に推移しました。その結果、セグメント利益は前年同期比21.9パーセント増の19億9,500万円となりました。
5G生活様式支援事業:5G Homestyle サービス提供戸数

「5G Homestyle」のサービス提供戸数についてです。今期の増加提供戸数は6万4,000戸となっています。通期予想の進捗率は48.0パーセントと、順調に推移しています。
5G生活様式支援事業:5G Homestyle ストック収益推移

ストック収益の推移についても、先ほどの提供戸数の増加に伴い順調に増加しています。
【トピックス】5G生活様式支援事業

5G生活様式支援事業のトピックスです。ギガプライズにおいて、集合住宅向け「デジタルサイネージ」のテスト導入を開始しました。こちらはグループ会社であるクライドとの連携を実現しており、このような新たな価値創出を多面的に進めていきたいと考えています。
【業績進捗】企業・クリエイター5G DX支援事業

企業・クリエイター向け5G DX支援事業の業績進捗です。
企業・クリエイター5G DX支援事業 業績進捗

売上高は国内アフィリエイト事業を中心に拡大しており、前年同期比で20.5パーセント増と大幅な増加を達成しました。一方で、売上増を企図した先行投資を積極的に進めており、例えば海外拠点の開設を含めた投資を行っています。
通期計画の達成については予算と比較して順調に推移しており、このまま計画達成に向けて進捗させていきたいと考えています。
【トピックス】企業・クリエイター5G DX支援事業

トピックスとして、5Gおよびweb3時代におけるファンコミュニティの形成を、「StandAlone」というサービスを通じて展開しています。このサービスにおいては、順調にアプリ登録会員数を伸ばしており、前年同期比46.7パーセント増を達成しています。
【トピックス】企業・クリエイター5G DX支援事業

また、株式会社フルスピードが、アカウントの開設からPR企画までを一気通貫でサポートする「TikTok Shop」支援サービスの提供を開始しました。
【トピックス】フリービット株主DAOの株主還元

セグメントをまたぐトピックとなりますが、web3時代の新しいステークホルダーコミュニティとして位置付け、株主さま向けにサービスを提供している「フリービット株主DAO」についてです。
こちらは、ポイントシステム「TONE Coin」を活用しており、中でも「フリービット・プレミアム優待倶楽部」のポイントが最大2倍になる特典を開始しました。
7月の公表以来、「フリービット株主DAO」にご参加いただく株主さまが大幅に増加しています。それに伴い、web3基盤を形成するノード数の増加にも大きく寄与いただいています。
四半期業績累計推移

最後に、連結業績の進捗についてご報告します。2026年4月期第2四半期の売上高および営業利益は、連結業績予想に対して堅調に推移しています。
連結業績進捗

売上高の進捗率は51.3パーセント、営業利益の進捗率は56.8パーセントとなっています。経常利益および親会社に帰属する純利益についても、50パーセントを大きく上回る進捗率を達成しています。
セグメント別業績進捗

各セグメントの売上高とセグメント利益も堅調に推移しています。通期決算については、各セグメントが業績予想を達成できるよう、引き続き事業活動に邁進していきたいと考えています。
SiLK VISION 2027 信用の所在地

2026年4月期は、当社の中期経営計画『SiLK VISION 2027』の折り返し地点にあたります。
2021年から2030年にかけての10ヵ年計画

フリービットグループでは、2021年から2030年にかけての10年間を1つの計画として捉え、スライドに記載のとおり、3つの中期経営計画で構成しています。
『SiLK VISION 2027』売上高/営業利益目標

『SiLK VISION 2027』の最終年度である2027年4月期の売上高目標を630億円から700億円、営業利益目標を80億円と設定しています。この目標は、想定される新たな成長ドライバーを加味したかたちでの達成を見込んでいます。
また、売上高CAGRで7パーセントから10パーセント、営業利益CAGRで13パーセントとなるよう、事業を伸長させていきたいと考えています。
加えて、web3実装企業に向けた取り組みも併せて進めたいと考えています。
One freebit

特に2026年4月期については、「One freebit」を旗印として、グループ一体となった経営体制、共同調達体制、共同セールス体制、共同技術・サービス開発体制の構築を実行し、2027年4月期の数値目標の達成に向けて取り組んでいきたいと考えています。
以上で、2026年4月期第2四半期の決算説明を終了します。最後までご視聴いただき、ありがとうございました。
関連銘柄
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