*10:34JST トヨクモ---福岡県須恵町と共同で実施した申請補助AI実証実験レポートを公開
トヨクモ<4058>は12日、福岡県須恵町と共同で実施した「申請補助AI」の実証実験結果をまとめたレポートを発表した。
申請補助AIは、給付金申請における事前審査を自動で行うもので、今回の実証では441件の本人確認審査を実施し、そのうち431件が人の確認と一致し「問題なし」とされた。また、口座確認については434件が「問題なし」と判定され、AIの精度の高さが裏付けられた。
一致しなかった10件については、さらなる精度向上が課題とされているが、本サービスは人による最終審査を前提としており、AIの判断のみで給付が行われることはない。AIによる事前審査が、一次審査に至る前段階として行政実務で十分に活用可能であることが明確となった。
また、分析によれば、申請のうち開庁時間内が172件(36.4%)、開庁時間外が301件(63.6%)と、6割以上が夜間や休日に行われていた。従来は開庁時間外の申請が翌開庁日まで滞留する構造だったが、申請補助AIにより即時審査が可能となり、不備があればその場で申請者に通知されるため、翌朝には修正済みの状態で職員に引き継ぐことができ、行政運営の効率化が期待されている。
レポートでは、AIが自動化できた領域、エスカレーションが必要な領域、人間との判断一致率などが詳細に検証されており、実運用に即した内容が盛り込まれている。
<NH>
申請補助AIは、給付金申請における事前審査を自動で行うもので、今回の実証では441件の本人確認審査を実施し、そのうち431件が人の確認と一致し「問題なし」とされた。また、口座確認については434件が「問題なし」と判定され、AIの精度の高さが裏付けられた。
一致しなかった10件については、さらなる精度向上が課題とされているが、本サービスは人による最終審査を前提としており、AIの判断のみで給付が行われることはない。AIによる事前審査が、一次審査に至る前段階として行政実務で十分に活用可能であることが明確となった。
また、分析によれば、申請のうち開庁時間内が172件(36.4%)、開庁時間外が301件(63.6%)と、6割以上が夜間や休日に行われていた。従来は開庁時間外の申請が翌開庁日まで滞留する構造だったが、申請補助AIにより即時審査が可能となり、不備があればその場で申請者に通知されるため、翌朝には修正済みの状態で職員に引き継ぐことができ、行政運営の効率化が期待されている。
レポートでは、AIが自動化できた領域、エスカレーションが必要な領域、人間との判断一致率などが詳細に検証されており、実運用に即した内容が盛り込まれている。
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