【本日の見通し】ドル円は上値が重い展開か
【本日の見通し】ドル円は上値が重い展開か
注目の米FOMCは、大方の予想通り3会合連続の利下げを決定した。前回は市場の利下げ期待をけん制したパウエル議長は、インフレ率は依然としてやや高いなど、物価への警戒感を示したものの、労働市場に関しては警戒する姿勢をしっかり示したことで、ややタカ派も、市場が事前に警戒していたほどではないとの思惑が広がった。
今回発表される回に当たっていたFOMCメンバーによる経済見通し(SEP)は、2026年第4四半期の経済成長率見通しを引き上げ、物価見通しを総合、コア共に引き下げるもので、利下げ期待後退につながる結果。ドットプロットでのメンバーによる2026年末時点での政策金利見通しは前回と同じく3.25-3.50%が中央値。来年据え置きが4名、利上げが3名いるなど、タカ派姿勢が見られた。
もっとも市場は来年2回の利下げ(年末時点で3.00-3.25%)の予想を崩していない。一定程度タカ派も、想定内との見方が強い様子で、この後もドル安の流れが期待される。
ドル円は156円台半ばあたりが重くなりそう。155円台前半トライの流れとなるかに注目。
ドル円の重さが目立つとクロス円も重くなりそう。ドル主導の展開でFOMC前後は方向性がはっきりせず、ユーロ円は182円台前半中心の推移。この後ドル円が下がると181円台トライもありそう。ポンド円は208円台推移。209円手前の売りが上値を抑えている。この後207円台をトライすると、いったん大きく調整が入る展開がありそう。
ユーロドルはFOMC後に1.1700までユーロ高ドル安となった。1.17台での買いには慎重。ポンドドルは1.33台での推移。1.3390近くまでポンド高ドル安となったが、1.34台トライには少し慎重となっている。ドル安基調はともに継続も、上値追いが少し鈍いという印象。
MINKABUPRESS 山岡
注目の米FOMCは、大方の予想通り3会合連続の利下げを決定した。前回は市場の利下げ期待をけん制したパウエル議長は、インフレ率は依然としてやや高いなど、物価への警戒感を示したものの、労働市場に関しては警戒する姿勢をしっかり示したことで、ややタカ派も、市場が事前に警戒していたほどではないとの思惑が広がった。
今回発表される回に当たっていたFOMCメンバーによる経済見通し(SEP)は、2026年第4四半期の経済成長率見通しを引き上げ、物価見通しを総合、コア共に引き下げるもので、利下げ期待後退につながる結果。ドットプロットでのメンバーによる2026年末時点での政策金利見通しは前回と同じく3.25-3.50%が中央値。来年据え置きが4名、利上げが3名いるなど、タカ派姿勢が見られた。
もっとも市場は来年2回の利下げ(年末時点で3.00-3.25%)の予想を崩していない。一定程度タカ派も、想定内との見方が強い様子で、この後もドル安の流れが期待される。
ドル円は156円台半ばあたりが重くなりそう。155円台前半トライの流れとなるかに注目。
ドル円の重さが目立つとクロス円も重くなりそう。ドル主導の展開でFOMC前後は方向性がはっきりせず、ユーロ円は182円台前半中心の推移。この後ドル円が下がると181円台トライもありそう。ポンド円は208円台推移。209円手前の売りが上値を抑えている。この後207円台をトライすると、いったん大きく調整が入る展開がありそう。
ユーロドルはFOMC後に1.1700までユーロ高ドル安となった。1.17台での買いには慎重。ポンドドルは1.33台での推移。1.3390近くまでポンド高ドル安となったが、1.34台トライには少し慎重となっている。ドル安基調はともに継続も、上値追いが少し鈍いという印象。
MINKABUPRESS 山岡
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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