中外薬は堅調推移、阪大・坂口特任教授のノーベル生理学・物理学賞で関心が向かう◇
中外製薬<4519.T>は堅調推移。スウェーデンのカロリンスカ研究所は日本時間6日夜、2025年のノーベル生理学・医学賞を、過剰な免疫反応を抑制する「制御性T細胞」を発見した大阪大学特任教授の坂口志文氏ら3人に授与すると発表した。中外薬は2016年に坂口特任教授が所属する阪大免疫学フロンティア研究センターと10年間の包括連携契約を締結し、今年3月には共同研究の成果が英学術誌のネイチャー電子版に掲載された。ノーベル賞受賞を受けて同社株に投資家の関心が向かい、物色されたようだ。がん細胞のほか制御性T細胞といった免疫細胞に発現するCD39を標的とする「BP1202」などを開発パイプラインに持つブライトパス・バイオ<4594.T>も動意づき、一時20%高となった。(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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(15:30)
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