放電精密が大幅高、三菱重傘下の防衛関連中小型株で出遅れ修正の動きに火がつく◇
放電精密加工研究所<6469.T>が大幅高、大陽線を示現し1700円近辺のもみ合いを上放れてきた。ここ半導体主力株への買いが目立ち全体指数を押し上げているが、相対的に防衛関連株の値動きが小さく、三菱重工業<7011.T>はきょうまで7連騰を記録しているものの合計で9%程度の上昇にとどまっている。防衛関連株は出遅れ修正余地が大きいという見方が一部に浮上するなか、特殊工程認証で業界トップの実力を有し、三菱重が3分の1以上の株式を保有する筆頭株主である放電精密に物色の矛先が向いた。実際、防衛装備品を含む航空宇宙関連部品の受注は増勢が顕著で中期的な成長期待が強い。株価は1800円台半ばがボックス圏上限として意識されており、ここを上抜けば新波動への突入を印象づけるだけに正念場といえる。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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