*11:45JST 株式会社Gunosy:2025年5月期通期決算説明会文字起こし(5)
Gunosy<6047>
プライム市場の上場維持に向けた取り組みについてです。
当社としても、引き続き最重要の経営課題の一つとして認識しております。流通株式時価総額の基準を満たすべく、中期経営計画の遂行を愚直に継続するとともに、業績成長および株主還元の両面から、積極的なIR活動を展開してまいります。
sliceの事業に関する最新の状況をご説明いたします。
特に、インド発の次世代フィンテックベンチャーとして、銀行との合併を経た後、銀行化に伴う成長がどのように進んでいるかに着目し、今期の事業進捗およびKPIにフォーカスしてお話しさせていただきます。
合併後の事業サマリーでございます。
sliceは、銀行との合併後、月間の口座開設数が30万件に達しており、これはインド最大手の民間銀行であるHDFC Bankと同水準となっております。預金残高についても年率2.5倍のペースで急増しており、6月末にはクレジットカード事業を開始いたしました。これにより、中長期における大きな成長ポテンシャルを着実に積み上げております。また、銀行ライセンスの取得により、資金調達コストが大幅に低下し、収益構造の改善も明確に進展しております。
事業規模の拡大に関して、特に預金(デポジット)の推移をご説明いたします。
sliceは、デジタル完結型のオンライン口座として、サービス開始からわずか1年で、月間の新規口座開設数がHDFC Bankと同水準に達しており、急速に事業を拡大しております。預金残高についても、年率2.5倍という非常に速いペースで積み上がっております。インド国内において、デジタル金融へのアクセスにおける新たな選択肢としての地位を確立しつつあると考えております。
一方で、AUM(貸出残高)の成長については、預金残高と比較するとやや緩やかな推移となっております。
グラフをご覧いただければお分かりの通り、2021年には急速な拡大を見せましたが、その後は銀行ライセンスの取得など各種手続きに伴い、成長ペースは一時的に鈍化いたしました。現在は、急速に積み上がる預金残高を活用し、かつての高金利による外部借入の返済を優先して進めております。この戦略により、AUMの急拡大は一時的に抑制されておりますが、結果として、資金調達コストの大幅な低下を実現し、銀行全体としての収益性は顕著に改善しております。今後は、クレジットカードをはじめとした新商品の展開も進めていく計画であり、それに伴いAUMも再び増加基調へと転じていく見通しです。
株式会社Gunosy:2025年5月期通期決算説明会文字起こし(6)に続く
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プライム市場の上場維持に向けた取り組みについてです。
当社としても、引き続き最重要の経営課題の一つとして認識しております。流通株式時価総額の基準を満たすべく、中期経営計画の遂行を愚直に継続するとともに、業績成長および株主還元の両面から、積極的なIR活動を展開してまいります。
sliceの事業に関する最新の状況をご説明いたします。
特に、インド発の次世代フィンテックベンチャーとして、銀行との合併を経た後、銀行化に伴う成長がどのように進んでいるかに着目し、今期の事業進捗およびKPIにフォーカスしてお話しさせていただきます。
合併後の事業サマリーでございます。
sliceは、銀行との合併後、月間の口座開設数が30万件に達しており、これはインド最大手の民間銀行であるHDFC Bankと同水準となっております。預金残高についても年率2.5倍のペースで急増しており、6月末にはクレジットカード事業を開始いたしました。これにより、中長期における大きな成長ポテンシャルを着実に積み上げております。また、銀行ライセンスの取得により、資金調達コストが大幅に低下し、収益構造の改善も明確に進展しております。
事業規模の拡大に関して、特に預金(デポジット)の推移をご説明いたします。
sliceは、デジタル完結型のオンライン口座として、サービス開始からわずか1年で、月間の新規口座開設数がHDFC Bankと同水準に達しており、急速に事業を拡大しております。預金残高についても、年率2.5倍という非常に速いペースで積み上がっております。インド国内において、デジタル金融へのアクセスにおける新たな選択肢としての地位を確立しつつあると考えております。
一方で、AUM(貸出残高)の成長については、預金残高と比較するとやや緩やかな推移となっております。
グラフをご覧いただければお分かりの通り、2021年には急速な拡大を見せましたが、その後は銀行ライセンスの取得など各種手続きに伴い、成長ペースは一時的に鈍化いたしました。現在は、急速に積み上がる預金残高を活用し、かつての高金利による外部借入の返済を優先して進めております。この戦略により、AUMの急拡大は一時的に抑制されておりますが、結果として、資金調達コストの大幅な低下を実現し、銀行全体としての収益性は顕著に改善しております。今後は、クレジットカードをはじめとした新商品の展開も進めていく計画であり、それに伴いAUMも再び増加基調へと転じていく見通しです。
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