*11:07JST C&R社 Research Memo(7):財務内容は健全、ネットキャッシュは8,639百万円と潤沢
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
クリーク・アンド・リバー社<4763>の2025年2月期末の資産合計は前期末比1,659百万円増加の27,078百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が1,338百万円増加した。固定資産では「FUN EAT MAKERS in Okuma」の建設等により有形固定資産が612百万円増加したほか、投資有価証券が261百万円増加した一方で、のれんが203百万円減少した。
負債合計は前期末比1,392百万円増加の11,065百万円となった。未払消費税等が181百万円減少した一方で、有利子負債が1,622百万円増加した。純資産合計は同266百万円増加の16,012百万円となった。配当金支出918百万円や自己株式の取得994百万円などの株主還元を実施した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益2,251百万円を計上したことによる。
経営指標では、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の61.2%から58.6%に低下したが、引き続き高水準を維持している。ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)については自己株式の取得等を実施したことにより前期末比284百万円減少の8,639百万円となったが潤沢であることに変わりなく、財務内容は引き続き健全な状況にあると判断される。一方、収益性については、ROA、ROE、売上高営業利益率ともに2期連続で低下したが、人材投資や新規事業投資を積極的に進めてきたことが一因であり、既存主力事業における同社の強みは維持されているものと弊社では考えている。なお、同社は潤沢な手元キャッシュの使途について、今後も成長投資やM&A資金、株主還元などに充当する方針を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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3. 財務状況と経営指標
クリーク・アンド・リバー社<4763>の2025年2月期末の資産合計は前期末比1,659百万円増加の27,078百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が1,338百万円増加した。固定資産では「FUN EAT MAKERS in Okuma」の建設等により有形固定資産が612百万円増加したほか、投資有価証券が261百万円増加した一方で、のれんが203百万円減少した。
負債合計は前期末比1,392百万円増加の11,065百万円となった。未払消費税等が181百万円減少した一方で、有利子負債が1,622百万円増加した。純資産合計は同266百万円増加の16,012百万円となった。配当金支出918百万円や自己株式の取得994百万円などの株主還元を実施した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益2,251百万円を計上したことによる。
経営指標では、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の61.2%から58.6%に低下したが、引き続き高水準を維持している。ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)については自己株式の取得等を実施したことにより前期末比284百万円減少の8,639百万円となったが潤沢であることに変わりなく、財務内容は引き続き健全な状況にあると判断される。一方、収益性については、ROA、ROE、売上高営業利益率ともに2期連続で低下したが、人材投資や新規事業投資を積極的に進めてきたことが一因であり、既存主力事業における同社の強みは維持されているものと弊社では考えている。なお、同社は潤沢な手元キャッシュの使途について、今後も成長投資やM&A資金、株主還元などに充当する方針を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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