ＳＨＯＥＩが反落、３月中間期は販売数量減少で減収減益

　ＳＨＯＥＩ<7839.T>が反落している。前週末２５日の取引終了後に発表した３月中間期連結決算が、売上高１４５億６２００万円（前年同期比１１．５％減）、営業利益４３億７３００万円（同１７．１％減）、純利益３０億４０００万円（同１８．７％減）と減収減益となったことが嫌気されている。

　高級二輪乗車用ヘルメット市場は、コロナ禍で高まった二輪乗用車ブームの減速及び流通段階での在庫調整が基調として継続している。同社も欧州市場で前年同期に発売した主力２モデルの新商品の反動減があったほか、中国で市場の低迷が続いたことや日本市場で過剰流通在庫の調整が本格化していることなどから販売数量が減少。また、製造原価の増加や広告宣伝費などの販管費が膨らんだことも利益を圧迫した。

　なお、２５年９月期通期業績予想は、売上高３３９億２０００万円（前期比５．２％減）、営業利益８７億７０００万円（同１５．１％減）、純利益６２億２０００万円（同１５．７％減）の従来見通しを据え置いている。

出所：MINKABU PRESS