リクルートは満を持しての急騰で5日線ブレーク、相互関税の一時停止で米経済への懸念緩和
リクルートホールディングス<6098.T>が一時12%を超える急騰をみせ、8000円台に乗せる場面があった。ここ5日移動平均線が上値抵抗ラインとなり約2カ月にわたる下落トレンドを続けてきたが、目先は同移動平均線をマドを開け跳び越える形で波動転換を明示している。前日にトランプ米政権が発動したばかりの相互関税の上乗せ分について、一部の国や地域に90日間停止することを許可すると発表し、米関税政策が米国や世界経済に及ぼす影響が緩和される、との思惑から全面高に買い戻された。この流れが東京市場にも波及しているが、そのなか同社は求人情報検索エンジン「インディード」で米国中心に積極展開しており、米経済の失速懸念が和らいだことがポジティブ材料となっている。また、今月3日には世界最大の資産運用会社であるブラックロックが同社株を買い増し、保有株比率が7%を超えたことが判明している。この時は全体リスク相場で反応は限られたが、改めて企業価値向上に向けた期待がリバウンド狙いの買いを後押ししているもようだ。出所:MINKABU PRESS
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