今週のポイント
先週はリスクオフ(リスク回避)が強まったことで、豪ドル/米ドルやNZドル/米ドル、クロス円(豪ドル/円やNZドル/円、メキシコペソ/円など)は総じて下落しました。
今週は引き続き、関税をめぐる報道に注意が必要です。トランプ政権は9日に相互関税の税率を上乗せする措置を発動するとみられ、10日には中国が対米報復関税を発動する予定です。
米国や中国に限らず関税についての新たな報道が出てくれば市場が反応しそう。新たな報道により、貿易戦争が激化するとの懸念が市場で一段と強まれば、リスクオフがさらに強まる可能性があります。リスクオフが強まる場合、円が全般的に堅調に推移して豪ドル/円やNZドル/円などのクロス円には下押し圧力が加わりやすいかもしれません。
米国など主要国の株価動向にも注目です。主要国の株価が下落を続ければ、リスクオフ要因になる可能性があります。
RBNZ(NZ中銀)の政策会合が9日に開かれます。豪ドル/NZドルはこの結果が材料になりそうです。
今週の注目通貨ペア(1):<豪ドル/NZドル 予想レンジ:1.06000NZドル~1.09500NZドル>
豪ドル/NZドルは4月4日に大きく下落し、一時1.07670NZドルと24年6月以来およそ10カ月ぶりの安値をつけました。
中国政府は同じく4日に「米国からの輸入品すべてに34%の追加関税を10日から課す」と発表しました。これを受けて米国と中国の貿易摩擦激化への懸念が市場で強まったことが、豪ドル/NZドルへの下落圧力になったと考えられます。豪州とNZのいずれも中国を最大の輸出先とするものの、主力輸出品は豪州が鉄鉱石や石炭、NZが乳製品です。仮に中国の景気が悪化すれば、豪州の方がその影響をより受けやすいと市場で見なされたのかもしれません。
トランプ政権や中国政府の関税をめぐる新たな報道により、両国の貿易摩擦がさらに激化するとの懸念が市場で一段と強まる場合、豪ドル/NZドルへの下落圧力はさらに強まる可能性があります。
9日にRBNZ(NZ中銀)の政策会合が開かれます。市場では、0.25%利下げすることが決定されるとの見方が有力です。政策決定とともに、RBNZの声明や会合の議事要旨で5月以降の金融政策に関してどのようなヒントが示されるかに注目です。声明などで先行きの追加利下げ観測が市場で後退する場合、NZドルのプラス材料になりそうです。
今週の注目通貨ペア(2):<米ドル/カナダドル 予想レンジ:1.40000カナダドル~1.44000カナダドル>
米ドル/カナダドルは4月3日に一時1.40239カナダドルへと下落し、24年12月以来およそ4カ月ぶりの安値をつけました。足もとの米ドル/カナダドル下落は、米国景気の先行きへの懸念が強まったためと考えられます。
今週はカナダの主要な経済指標の発表はなく、米ドル/カナダドルは米国の材料に反応しやすいと考えられます。米国の3月CPI(消費者物価指数)や4月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などの結果を受け、米景気をめぐる懸念やFRBの追加利下げ観測が一段と強まる場合、米ドル/カナダドルは軟調に推移しそうです。
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