テイン、今期経常を一転29%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2025/02/14 16:00
 テイン <7217> [東証S] が2月14日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比42.5%減の3億0300万円に落ち込んだ。
 併せて、通期の同利益を従来予想の6億7900万円→4億7200万円(前期は6億6800万円)に30.5%下方修正し、一転して29.3%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3億9700万円→1億9000万円(前年同期は2億1500万円)に52.1%減額し、一転して11.6%減益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比71.6%減の2100万円に大きく落ち込み、売上営業損益率は前年同期の7.8%→-4.7%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、堅調な企業業績や設備投資を背景に、内需が底堅く推移しました。一方で、人手不足や人件費の上昇による物価高、さらには金融政策の変更に伴う為替動向や金利上昇が、消費や投資活動にブレーキをかける懸念を残し、不透明な状況が続いています。また海外においては、欧州地域での混乱や中東情勢の緊張、さらに中国経済の停滞が意識される中、米中対立による経済的影響への懸念も高まっており、経済不安定要因がさらに顕在化する可能性もあります。 このような情勢のもと、当社の属するカーアフターマーケットにおいて当社グループは、引き続き海外市場の開拓と販売力の強化を目指し、営業担当の増員など営業基盤の強化に努めてまいりました。また、新規海外拠点となるTEIN Europeも9月から営業を開始し、順調な滑り出しとなっております。他方、国内での販売イベントに力を注ぐ一方で、海外での展示会にも積極的に出展し、グローバルマーケットへのブランド浸透はもとより、「EnduraPro」シリーズを始め、今後販売をより一層強化していく「4x4 DAMPER」についての訴求にも努めてまいりました。 しかしながら、中国地域での売上が僅かに振るわなかったこと、また生産品目の調整や北米エリアにおける価格改訂の影響などから売上総利益率が当初の想定より低位に推移したため、通期における売上高および利益が当初の予想を下回ることが考えられることから、上記のとおり修正いたします。
配信元: 株探

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