神鋼線、今期経常を一転3％増益に上方修正、配当も10円増額

　神鋼鋼線工業 <5660> [東証Ｓ] が2月7日後場(13:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比23.7％増の11億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の9.5億円→11億円(前期は10.6億円)に15.8％上方修正し、一転して3.2％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.6億円→4.1億円(前年同期は4.9億円)に56.8％増額し、減益率が46.6％減→16.2％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→50円(前期は50円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比30.6％増の4.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.9％→4.5％に改善した。

株探ニュース