<動意株・3日>(前引け)=フリービット、住友ファーマ、アルプスアル
フリービット<3843.T>=急反騰。1月31日の取引終了後、ソフトバンク<9434.T>と資本・業務提携すると発表しており、これが好材料視されているようだ。両社はweb3などの技術を用いたID連携基盤の実現に向けた取り組みのほか、IoTや無人デバイス向け回線の技術、サービスの共同研究を進める。また、安心安全なスマホサービスの共同開発などでも連携するという。また、資本面ではソフトバンクに対する第三者割当による自己株式の処分を行い、ソフトバンクに160万株を割り当てる。フリービットの発行済み株式総数に対する持ち株比率は6.83%になる予定だ。住友ファーマ<4506.T>=ストップ高。1月31日の取引終了後、25年3月期の連結最終損益を従来予想の160億円の赤字から160億円の黒字(前期は3149億6900万円の赤字)に上方修正しており、これを好感する買いが向かっている。北米で進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」などが好調に推移しているほか、アジアでは中国での販売が計画を上回るという。また、円安の影響に加え、事業構造改革などによる費用の減少も織り込んだ。同時に発表した24年4~12月期(第3四半期累計)の同損益は212億1900万円の黒字(前年同期は1177億800万円の赤字)だった。
アルプスアルパイン<6770.T>=3日ぶり反発。1月31日の取引終了後、25年3月期の連結経常利益が240億円(前期比3.3%減)になりそうだと発表。従来予想の190億円から上方修正する形となり、これが好材料視されている。円安による押し上げ効果に加え、コンポーネント事業でモバイル市場向け製品が想定より好調に推移する見通しになったことが上振れの要因となる。モジュール・システム事業における主要顧客の新車販売の苦戦が長期化する見通しになったことの影響も反映した。同時に発表した24年4~12月期(第3四半期累計)の同利益は前年同期比2.2%増の244億5900万円だった。
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出所:MINKABU PRESS
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