*10:59JST KeePer技研:カーコーティング材料販売と直営店展開で業績底堅い成長続く
KeePer技研<6036>は、カーコーティング&洗車の専門店「KeePerLABO」の運営、洗車用ケミカルの製造・販売等を行う。セグメントは、キーパー製品等関連事業(25年6月期第1四半期売上高に対して45.1%)とキーパーLABO運営事業(同54.9%)に分かれている。
キーパー製品等関連事業では、全国のガソリンスタンドを中心としたカーアフターマーケットに、キーパーコーティングのためのケミカルをはじめ、道具・機械類の開発・製造・販売を行っている。具体的には、同社が認定したコーティング技術一級資格者が在籍の技術認定店「キーパープロショップ」等のキーパー施工店向けに、自社開発のカーコーティング用ケミカル製品をはじめとしたプロユース向けの道具や機械類の開発・製造、販売を行う。また、カーコーティングの知識及び施工技術の習得のためのサポートも行っており、コーティング技術一級資格者が在籍の技術認定店「キーパープロショップ」は、2024年6月には6,600店舗にまで増加した。さらに、複数のカーメーカーが既販車へのコーティングとして同社のケミカル製品を純正品として採用している。
キーパーLABO運営事業では、高い施工技術や知識を兼ね備えたスタッフが一般のカーユーザー向けに直接「キーパーコーティング」の施工を行っている。2024年11月時点で全体で直営127店舗、FC店13店舗、海外1店舗の計141店舗展開しており、直接ユーザーと接することでニーズを収集することで製品開発のための情報提供や店舗販売の仕組みを構築する役割もある。
2025年6月期第1四半期の売上高は前年同期比13.6%増の5,411百万円、営業利益が同27.2%増の1,497百万円で着地した。キーパー製品等関連事業では、アフターマーケットの伸びが鈍化する中で、新車マーケットの売上成長が成長に大きく貢献した。アフターマーケットのフレッシュキーパー施工は好調に推移、技術コンテスト参加者は5,000人を突破して過去最高となった。新車マーケットも各種メーカーからの純正採用も目指して営業活動を進行中、ディーラーでは新車に加えて既販車・中古車向けボディコーティング導入が加速しているようだ。また、キーパーLABO運営事業も好調を継続、コーティングの施工台数はSNS上での評判が高いEXキーパーの施工台数が3,474台(同21.0%増)と好調を維持。来店台数や平均単価が過年度と比較して上昇基調にあるなかで、店舗展開も順調に進んでいる。通期の売上収益は前期比19.1%増の24,500百万円、営業利益が同14.7%増の7,000百万円を見込んでいる。
カーアフターマーケットの中心で一般消費者の来店頻度が最も高い店舗だったガソリンスタンドは、近年の低燃費車の普及や地球温暖化対策などで減少傾向にある。また、自動車の機械としての高度化、カーディーラーの新車販売時のメンテナンスパッケージ販売等で、車検・オイル交換などでの油外収益も圧迫され、苦しい経営を迫られているガソリンスタンドも多いという。ただ、カーコーティングは、電気自動車が普及しても自動車がある限り存在し続けるためガソリンスタンドが減少しても需要は残り続ける。実際、キーパーLABO店舗では、来店台数が増加するなかで需要に対応しきれていない店舗も発生しているようで、直営中心に店舗拡大を加速させている。11月の月次動向では、キーパーラボ運営事業の既存店売上高は前年同月比9.3%増となり、2カ月ぶりのプラスに回復している。平均単価が同7.4%減少した一方、来店台数が同18.1%増と大幅に拡大している。中長期的にみても店舗拡大に合わせて業績の底堅い成長が続いていきそうだ。
<NH>
キーパー製品等関連事業では、全国のガソリンスタンドを中心としたカーアフターマーケットに、キーパーコーティングのためのケミカルをはじめ、道具・機械類の開発・製造・販売を行っている。具体的には、同社が認定したコーティング技術一級資格者が在籍の技術認定店「キーパープロショップ」等のキーパー施工店向けに、自社開発のカーコーティング用ケミカル製品をはじめとしたプロユース向けの道具や機械類の開発・製造、販売を行う。また、カーコーティングの知識及び施工技術の習得のためのサポートも行っており、コーティング技術一級資格者が在籍の技術認定店「キーパープロショップ」は、2024年6月には6,600店舗にまで増加した。さらに、複数のカーメーカーが既販車へのコーティングとして同社のケミカル製品を純正品として採用している。
キーパーLABO運営事業では、高い施工技術や知識を兼ね備えたスタッフが一般のカーユーザー向けに直接「キーパーコーティング」の施工を行っている。2024年11月時点で全体で直営127店舗、FC店13店舗、海外1店舗の計141店舗展開しており、直接ユーザーと接することでニーズを収集することで製品開発のための情報提供や店舗販売の仕組みを構築する役割もある。
2025年6月期第1四半期の売上高は前年同期比13.6%増の5,411百万円、営業利益が同27.2%増の1,497百万円で着地した。キーパー製品等関連事業では、アフターマーケットの伸びが鈍化する中で、新車マーケットの売上成長が成長に大きく貢献した。アフターマーケットのフレッシュキーパー施工は好調に推移、技術コンテスト参加者は5,000人を突破して過去最高となった。新車マーケットも各種メーカーからの純正採用も目指して営業活動を進行中、ディーラーでは新車に加えて既販車・中古車向けボディコーティング導入が加速しているようだ。また、キーパーLABO運営事業も好調を継続、コーティングの施工台数はSNS上での評判が高いEXキーパーの施工台数が3,474台(同21.0%増)と好調を維持。来店台数や平均単価が過年度と比較して上昇基調にあるなかで、店舗展開も順調に進んでいる。通期の売上収益は前期比19.1%増の24,500百万円、営業利益が同14.7%増の7,000百万円を見込んでいる。
カーアフターマーケットの中心で一般消費者の来店頻度が最も高い店舗だったガソリンスタンドは、近年の低燃費車の普及や地球温暖化対策などで減少傾向にある。また、自動車の機械としての高度化、カーディーラーの新車販売時のメンテナンスパッケージ販売等で、車検・オイル交換などでの油外収益も圧迫され、苦しい経営を迫られているガソリンスタンドも多いという。ただ、カーコーティングは、電気自動車が普及しても自動車がある限り存在し続けるためガソリンスタンドが減少しても需要は残り続ける。実際、キーパーLABO店舗では、来店台数が増加するなかで需要に対応しきれていない店舗も発生しているようで、直営中心に店舗拡大を加速させている。11月の月次動向では、キーパーラボ運営事業の既存店売上高は前年同月比9.3%増となり、2カ月ぶりのプラスに回復している。平均単価が同7.4%減少した一方、来店台数が同18.1%増と大幅に拡大している。中長期的にみても店舗拡大に合わせて業績の底堅い成長が続いていきそうだ。
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