大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 39700 +210 (+0.53%)
TOPIX先物 2779.0 +11.5 (+0.41%)
シカゴ日経平均先物 39700 +210
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
26日の米国市場は、NYダウが上昇した一方で、 S&P500、ナスダックは下落。売りが先行して始まったが、クリスマス明けで市場参加者は限られており、積極的な売買が手控えられるなかで方向感が出にくい状況だった。米7年債入札をきっかけに米長期金利が低下に転じたことを受けて主力株の一角に買いが入り、NYダウは上昇に転じた。米新規失業保険申請件数は市場予想を下回ったが、受給者総数は予想を上回る高水準だったことで材料視する動きは限られた。
NYダウ構成銘柄ではハネウェル・インターナショナル
シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比210円高の3万9700円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは、日中比30円安の3万9460円で始まり、3万9340円まで売られた後に持ち直し、米国市場の取引開始時にプラス圏を回復。その後はリバウンド基調を強め、中盤にかけて一時3万9740円まで買われる場面もみられた。買い一巡後は3万9610円辺りまで軟化したが、終盤にかけては再びロング優勢のなか、3万9700円でナイトセッションの取引を終えた。
日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることが見込まれる。クリスマス明けの米国市場はナスダック指数が4営業日ぶりに反落したが、小幅な下げで2万の大台をキープしていることで、利益確定に伴うロング解消の動きが強まる展開にはならないだろう。
前日の日経225先物は市場参加者が限られるなか、寄り付き後は弱含む場面もみられた。ただし、下へのバイアスは強まらず、その後はショートカバーを交えてのリバウンドをみせた。ボリンジャーバンドの+1σ(26日:3万9480円)を上回ってきたが、ナイトセッションでは+1σ(3万9530円)を明確に上抜けてきており、+1σと+2σ(3万9990円)でのレンジが意識されてきた。+2σに接近する局面では4万円の大台のほか、12日につけた直近の戻り高値4万0150円が射程に入ってくるだろう。
4万円に接近する局面においては戻り待ち狙いのショートが入りやすいだろうが、ショートからのエントリーは控えたいところである。実質2025年相場入りとなり、少額投資非課税制度(NISA)に伴う資金流入への思惑が高まりやすく、市場参加者は限られるものの、インデックスに絡んだ資金が断続的に流入する可能性がある。利益確定売りから+1σ水準に接近する局面においては、押し目狙いのロングで対応したい。
そのため、オプション権利行使価格の3万9500円から4万円のレンジを想定する。中心値の3万9750円水準での底堅さがみられる局面においては、3万9750円から4万0250円でのレンジに移行しよう。
26日の米VIX 指数は14.73(24日は14.27)に上昇した。一時15.93まで上げる場面もみられたが、200日移動平均線(16.02)に上値を抑えられる形になり、25日線(15.39)を下回って終えている。
昨日のNT倍率は先物中心限月で14.26倍に低下した。一時14.31倍をつける場面もみられたが、25日線(14.31倍)に上値を抑えられる形となった。その後はトヨタ自動車 <7203>[東証P]など輸出関連株が強い動きをみせたことで、NTショートに振れやすかった。200日線(14.25倍)が支持線として意識されやすいが、一方で同線を下回ってくるようだと、NTショートに向かわせやすいだろう。
株探ニュース
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