27日の株式相場見通し=続伸か、米株後半持ち直し一段の円安も追い風に
27日の東京株式市場は主力株を中心に買いが先行し、強気優勢の地合いが続く公算が大きい。外国為替市場ではドル買いの動きが加速、一時1ドル=158円台をつけるなど円安が進んだ。日経平均株価は円安を追い風に3日続伸し、3万9000円台後半での強調展開が予想される。前日は欧州株市場が休場だったが、クリスマス明けで取引が行われた米国株市場では朝方は利益確定の動きが広がり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともにマイナス圏で推移した。しかしその後は戻り足に転じ、取引終盤はプラス圏に切り返す展開で、ダウは小幅ながら上昇して引けている。この日の取引開始前に発表された週間の新規失業保険申請件数は事前コンセンサスを下回る内容で労働市場の底堅さを反映、FRBによる利下げスピードが鈍化するとの見方が買いを手控えさせた。米長期金利は一時4.6%台半ばまで水準を切り上げ、株式市場の相対的な割高感が強まり市場セントメントを冷やす格好となった。ただ買い意欲は根強く、午後の取引では長期金利の上昇一服を横目に下値を拾う動きが強まる展開に。結局NYダウは小幅ながら上昇して着地し5日続伸。ナスダック指数の方は引け際に値を消し前営業日の終値を下回ったが、下げ幅はわずかにとどまっている。東京市場では前日に日経平均が400円を超える大幅高をみせたこともあり、きょうはその分上値が重くなることが予想されるが、年内に4万円大台回復を意識した強調展開が維持されそうだ。なお、朝方取引開始前に開示される12月の都区部消費者物価指数(CPI)や日銀金融政策決定会合の主な意見の内容が相場に影響を与える可能性がある。
26日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比28ドル77セント高の4万3325ドル80セントと5日続伸。ナスダック総合株価指数は同10.769ポイント安の2万20.357だった。
日程面では、きょうは12月の都区部消費者物価指数(CPI)、11月の有効求人倍率、11月の失業率、日銀金融政策決定会合の主な意見(12月18~19日開催分)、11月の鉱工業生産速報値、11月の商業動態統計など。海外では1~11月期の中国工業企業利益など。
出所:MINKABU PRESS
26日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比28ドル77セント高の4万3325ドル80セントと5日続伸。ナスダック総合株価指数は同10.769ポイント安の2万20.357だった。
日程面では、きょうは12月の都区部消費者物価指数(CPI)、11月の有効求人倍率、11月の失業率、日銀金融政策決定会合の主な意見(12月18~19日開催分)、11月の鉱工業生産速報値、11月の商業動態統計など。海外では1~11月期の中国工業企業利益など。
出所:MINKABU PRESS
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