【次世代SiC-SBD】新電元工業、サンプル出荷開始

配信元:PR TIMES
投稿:2024/12/26 12:18
~高電圧機器の高効率化・小型化に貢献~

新電元工業は高電圧機器向けにSiC ショットキーバリアダイオード「WSシリーズ」のサンプル出荷を開始します。



産業・民生機器で使用される電源では、省エネ化の観点から更なる高効率・低損失なデバイスが求められています。このため、従来のファストリカバリダイオード(以下FRD)から高速動作可能なSiCショットキーバリアダイオード(以下SiC-SBD)への置き換えが進んでいます。また、高周波化による小型・軽量化を実現するにあたり、スイッチングノイズ対策が課題となっています。

このようなニーズに応えるべく、新電元工業は高電圧機器向けにSiC-SBD「WSシリーズ」のサンプル出荷を開始します。
本製品は、従来のFRD※と比較し、VFを約50%、リカバリ特性を約85%低減しました。これによりスイッチング損失が大幅に削減され、機器の高効率化を実現します。さらに、IRPが約70%改善したことにより、スイッチングノイズも大きく削減されるため、周辺回路の小型化にも貢献します。
またAEC-Q101準拠も予定しており、車載製品にも搭載可能です。
※ FRD「S20LC60UST」との比較


■特長
1. スイッチング損失を大幅に削減【図1/図2】
従来のFRD※と比較し、VFを約50%、リカバリ特性を約85%低減することで、スイッチング損失を大幅に削減。
2. スイッチングノイズを大幅に削減【図2】
従来のFRD※と比較し、IRPを約70%改善することで、スイッチングノイズを大幅に削減。
3. AEC-Q101準拠予定

     【図1】VF(max)値比較            【図2】IRP・Qrr比較



       ※ FRD「S20LC60UST」との比較


■用途例
サーバー電源
産機電源
民生家電
オンボードチャージャー
車載用DCDCコンバータ
PFC回路 等

■サンプル出荷時期
2025年3月

■発売予定時期
2026年8月

■製品仕様








新電元工業株式会社について
新電元工業は、 1949年の設立以来、 パワー半導体やスイッチング電源などパワーエレクトロニクスを主な事業領域として、 独創的な技術を活かした数多くの製品を開発し、 世界各国のお客様の期待と信頼にお応えしてきました。
新電元工業は、 半導体技術、 回路技術、 実装技術を併せ持つ世界でも稀なメーカーとしてコア技術を融合し、 発展・応用させていくことで、 持続可能な社会の実現の一翼を担う製品をご提供していきます。 詳細については新電元工業のウェブサイト( https://www.shindengen.co.jp/ )をご覧ください。


お問い合わせ先
新電元工業株式会社 マーケティング部
hansoku@shindengen.co.jp


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