米外為市場サマリー:日米金利差の拡大見込みで一時157円20銭台に上伸

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/12/24 07:54
米外為市場サマリー:日米金利差の拡大見込みで一時157円20銭台に上伸  23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=157円17銭前後と前週末に比べて85銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円53銭前後と同40銭程度のユーロ高・円安だった。

 インフレ圧力の根強さを背景に米長期金利が上昇するなか、日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが優勢だった。また、米議会が21日に政府の予算執行を来年3月まで延長する「つなぎ予算案」を可決し、政府機関の一部閉鎖が回避されたこともドルの買い安心感につながった。この日に米調査会社コンファレンス・ボードが発表した12月の米消費者信頼感指数は前月の改定値から低下したものの、一方で米商務省が発表した11月の航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注が市場予想を上回ったことなどから相場への影響は限定的だった。ただ、クリスマス休暇を前に一段とは上値を追いにくい面もあり、ドル円相場は157円27銭まで上伸したあとは一服商状となった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0405ドル前後と前週末に比べて0.0025ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS
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