◆ 「タカ派寄り利下げ」と捉えられ・・・ - “154円後半”へ
注目の「FOMC」“0.25%利下げ”が実施されたものの、“織り込み済”として反応しませんでした。
ただしハマック・クリーブランド連銀総裁が“据え置き”を主張したことは、“タカ派寄り”との意識を燻らせました。
一方で“2~3回”と見られた「来年の利下げ見通し(ドットチャート)」は、その“下限(2回)”となりました。
さらに「パウエルFRB議長会見」では『利下げは新たな段階に入った』『金利は中立水準にかなり近づいた』と発言したことで、「タカ派寄り利下げ」との思惑が促されました。
こうしてNYタウは“急落(△1123ドル)”、逆に米10年債利回りは“急上昇(4.52%)”を見せる中、ドル円は“急反発(154.844円)”を演じています。
◆ そしてテーマは“米国→日本”へ・・・
「米早期利下げ停止(の可能性)」を織り込んだ格好といえますが、マーケットの注目はすでに「日銀会合」に移行した印象が否めないところです。
このため現在の動きがどこまで継続するかは未知数…。
その「日銀会合」は“据え置き”が見込まれていますが、こちらもすでに“織り込み済”の印象が否めないところです。
このためポイントはその後の「植田総裁会見」ということに・・・。
そして想定されるシナリオとして筆者が考えるのは、「1月利上げ示唆」「今後のデータ次第」、そしてトランプ新政権のかじ取りを確認すべく「1月利上げ見送り示唆」の3つになります。
◆ “円売り加速”となる選択はしないと見るが・・・? - 日銀会合
仮に「1月利上げ見送り示唆」ともなれば“円売り加速”となりかねないだけに、可能性はかなり低いと見ています。
このため「1月利上げ示唆」「今後のデータ次第」のいずれかと見ていますが、何が起こるかわからない際に起こるのが“サプライズ”になります。
予断を持つことなく、ことの成り行きをしっかりと見極めたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
156.856(ピボットハイブレイクアウト)
156.753(11/15高値)
156.112(+2σ)
上値5:156.000(大台)
上値4:155.883(11/20高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:155.405(11/21高値)
上値2:155.346(ピボット1stレジスタンス)
上値1:155.020(11/22高値、大台)
前営業日終値:154.842
下値1:154.448(12/17~12/18の23.6%押し)
下値2:154.201(+1σ、12/17~12/18の38.2%押し)
下値3:154.000(大台、12/17~12/18の50%押し)
下値4:153.801(週足・一目均衡表先行スパン上限、12/17~12/18の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値5:153.564(12/17~12/18の76.4%押し)
153.334(12/18安値)
153.168(12/17安値)
153.000(大台)
152.830(ピボット2ndサポート)
152.695(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
152.450(12/13安値、50日移動平均線、12/3~12/18の38.2%押し)
152.292(日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
152.204(200日/20日移動平均線)
《10:55》
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