概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続落、通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料
配信元:フィスコ
投稿:2024/12/19 10:20
*10:20JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続落、通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 120771.88 -3.15%
18日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比3.15%(3926.16ポイント)安の120771.88で引けた。日中の取引レンジは123560.06-125301.37となった。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。2025年の米利下げ予想が従来から減少したことが警戒され、売りが広がった。また、通貨レアル安の進行も圧迫材料。ほかに、インフレ加速などが引き続き嫌気された。
【ロシア】MOEX指数 2409.35 +1.35%
18日のロシア株式市場は7日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.35%(32.20ポイント)高の2409.35となった。日中の取引レンジは2,380.50-2,410.19となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を再び拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、米利下げペースの減速予想が指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 80182.20 -0.62%
18日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比502.25ポイント安(-0.62%)の80182.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同137.15ポイント安(-0.56%)の24198.85で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料。ルピーの対米ドルレートはきのう17日、再び過去最安値を更新した。また、不透明な米金融政策も外資の流出懸念を強めた。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が圧迫材料。FIIはきのう18日まで3日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3382.21 +0.62%
18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比20.72ポイント高(+0.62%)の3382.21ポイントと4日ぶりに反発した。
中国政府の株価支援スタンスが相場を支える流れ。国務院国有資産監督管理委員会は17日、中央企業(中央政府直属の国有企業)傘下企業の価値向上に向け、現金配当引き上げなど、時価総額管理の強化を要求した。「中字頭」(社名が「中国」で始まり、政府系企業を親会社に持つ)銘柄に買いが先行している。また、11月の中国経済統計が弱い内容となる中、当局は景気支援の動きを強めるとの見方が改めて意識された。エコノミストからは、中国政府は近く金融緩和策を打ち出す見通しとの声も聞かれた。ただ、上値は限定的。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表(日本時間19日未明)を前に、様子見ムードも漂っている。
<AK>
18日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比3.15%(3926.16ポイント)安の120771.88で引けた。日中の取引レンジは123560.06-125301.37となった。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。2025年の米利下げ予想が従来から減少したことが警戒され、売りが広がった。また、通貨レアル安の進行も圧迫材料。ほかに、インフレ加速などが引き続き嫌気された。
【ロシア】MOEX指数 2409.35 +1.35%
18日のロシア株式市場は7日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.35%(32.20ポイント)高の2409.35となった。日中の取引レンジは2,380.50-2,410.19となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を再び拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、米利下げペースの減速予想が指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 80182.20 -0.62%
18日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比502.25ポイント安(-0.62%)の80182.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同137.15ポイント安(-0.56%)の24198.85で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料。ルピーの対米ドルレートはきのう17日、再び過去最安値を更新した。また、不透明な米金融政策も外資の流出懸念を強めた。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が圧迫材料。FIIはきのう18日まで3日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3382.21 +0.62%
18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比20.72ポイント高(+0.62%)の3382.21ポイントと4日ぶりに反発した。
中国政府の株価支援スタンスが相場を支える流れ。国務院国有資産監督管理委員会は17日、中央企業(中央政府直属の国有企業)傘下企業の価値向上に向け、現金配当引き上げなど、時価総額管理の強化を要求した。「中字頭」(社名が「中国」で始まり、政府系企業を親会社に持つ)銘柄に買いが先行している。また、11月の中国経済統計が弱い内容となる中、当局は景気支援の動きを強めるとの見方が改めて意識された。エコノミストからは、中国政府は近く金融緩和策を打ち出す見通しとの声も聞かれた。ただ、上値は限定的。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表(日本時間19日未明)を前に、様子見ムードも漂っている。
<AK>
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